経済教室グローバル化を巡る攻防(下)偏りない成長で不安払拭
市場経済の経験を生かせ B・デロング カリフォルニア大学バークレー校教授 

2017/7/27付
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日本経済新聞 朝刊
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 米ニューヨーク市立大学のブランコ・ミラノビッチ氏は実質所得の伸びに注目し、1988~2008年のグローバル経済の成果を示した(図参照)。世界の所得階層別に実質所得の伸び率を表すグラフは、その形状から「象のチャート」と呼ばれる。このパターンは、ミラノビッチ氏が分析した最近20年間だけでなく、70年代後半から今日に至る長い期間にも当てはまる。

 象の尻尾に位置づけられるのは最貧困層だ。公衆衛生面と近代…

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