完全養殖、魚種広がる
日水、マダコ20年に出荷へ/マルハニチロ、カンパチの新施設
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天然資源に頼らない完全養殖の裾野が広がっている。日本水産は2020年にも完全養殖したマダコの出荷を目指す。マルハニチロもカンパチの完全養殖の事業化に向けた取り組みを始める。世界的に水産物の需要が高まるなか、養殖の生産量は伸びており、各社は安定供給できる体制の構築を急ぐ。
日本水産はこのほど、大分県佐伯市の研究センターで完全養殖マダコのふ化に成功した。人工授精から育てた親が産んだ卵で、約14万匹のふ化を確認。今後は生育...
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