円錐の頂点 作家 北村薫

2016/8/19付
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日本経済新聞 夕刊
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絲山秋子さんが、日本近代文学館主催の夏の文学教室で話されるのを聴いた。

その中で、絲山さんは、山村暮鳥の詩「風景 純銀もざいく」を読まれた。《いちめんのなのはな》という言葉が連なる作といえば、《ああ、あれか》とうなずく方も多いだろう。

わたしは、広い会場の後ろの方で聴いていた。それがよかった。《いちめんのなのはな いちめんのなのはな……》という声とともに、前に並ぶ聴衆の頭が、菜の花の列に見えてき…

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