ごぶ ゆるね 作家 北村薫

2016/8/12付
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日本経済新聞 夕刊
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安藤鶴夫の本に、『ごぶ・ゆるね』がある。実は、背表紙は見ていたが手に取らなかった。戸板康二が『思い出す顔』の中で、これにふれ、《何という意味のラテン語かとはじめ思った》といっている。わたしも、そのようなことを考えた。ところがこれが《御無沙汰を許してね》のことだった。内容の方も、リラダンの翻訳者として名高い斎藤磯雄との往復書簡らしい。某氏に話したら、

「うちにあるから、お貸ししましょう」

という心強…

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