慶大、山形・鶴岡のVB開花
地方都市、希望の星 「人工クモ糸」のスパイバーなど5社
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慶応義塾大学が山形県鶴岡市に先端生命科学研究所を開設して今春、丸15年を迎えた。構想づくりから先頭に立つ冨田勝・所長(58)のもとに若手研究者が結集 。世界で初めて人工クモ糸の開発に成功したスパイバーをはじめ、慶応大発バイオベンチャー5社が誕生した。上場した企業もあり、地方の誘致で進出した異色の研究拠点は、少子高齢化、人口減に悩む地域の「希望の星」となっている。
「2世代後には、鶴岡が日本のシリコ...
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