消えたまちの記憶(1)
ダム中止でも戻れない せめて語らいの場所を

2014/5/12付
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日本経済新聞 夕刊
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岩手県の内陸部、住田町。大船渡市へと至る国道397号沿いに津付(つづき)という小さな集落があった。

近くに木地山と呼ばれる山林があるように、集落の人々はろくろなどの道具で、おわんや盆などの木工品を作る職人「木地師」の末裔(まつえい)。9世紀の近江の国に起源を持つとされる森の文化の伝承者は、時代が下ってからは林業や畜産で生計を立てた。

山あいの静かな共同体に「津付ダム」建設計画が浮上したのは197…

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