(社説)損失隠し見抜けなかった監査法人の責任
[有料会員限定]
オリンパスが証券投資の損失を隠していた問題は、不正な経理操作の全容だけでなく、それを止められなかった監査の実態も厳しく検証する必要がある。
同社の監査は2009年3月期まであずさ監査法人が担当し、10年3月期から新日本監査法人に交代した。ともに日本を代表する大手であるだけに、海外から批判を集めやすい。日本企業全体に国際的な不信が広がるのを防ぐためにも、金融庁や日本公認会計士協会は2監査法人への調査...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り713文字