

「株は買い時より売り時の方が難しいと言われています」。5月23日夜8時、金融教育機関ファイナンシャルアカデミーが東京・丸の内で開く「株式投資スクール」。この日も60人の生徒がペンを片手に、講師の話を熱心に聞いていた。 参加者の一人、都内で会社員として働く女性(30)は「今まで投資経験がなく、人生に幅を持たせるためにもお金の知識を身につけたい」と受講理由を語る。5年ほど投資信託の積み立てをしてきた…
【北京=川手伊織】中国の金融機関が海外に融資する債権の焦げ付きが膨らんでいる。2020〜22年に融資条件の再交渉などに応じた事実上の不良債権は768億ドル(約10兆7000億円)で、17〜19年の4.5倍となった。新型コロナウイルス禍やインフレが新興国経済を直撃したためだ。中国は広域経済圏構想「一帯一路」を推進し新興国への影響力を高めてきた。問題債権を放置すれば、自国の金融リスクにも飛び火しかね…