
中国ハイテク新興に逆風88社新規上場取りやめ
■アリババに罰金科すなど中国政府はハイテクを締め付け
■バイデン米政権下で米中対立が続いていることも背景に
■成長重視から統制強化への転換は技術革新阻害する恐れ…
新型コロナウイルスワクチンの配分に極端なばらつきが生じている。国がすべての市区町村に4月供給分のワクチン接種の機会を設けることを優先した結果、接種できる対象が全住民に広がった自治体と、人口の1%にも満たない都市が出ている。ワクチン供給が本格化する5月以降、地域間で融通するなど全体として接種の効果を高める戦略が必要になる。
ワクチンは12日に高齢者を対象に接種が始まった。日本経済新聞社が47都道府…
政府・自民党内で週休3日制の導入論が浮上してきた。少子高齢化の加速をにらみ、育児・介護との両立を含め多様な働き方を後押しする狙いがある。新型コロナウイルス禍でテレワークが広がるなど就労環境が変化していることも背景にある。単に休日を増やすにとどまらず、時間管理型の雇用慣行を改革し、生産性を高める制度設計につなげられるかが問われる。
日本企業は仕事の内容や成果より、働いた時間を重視する組織風土が根強…
政府は12日の成長戦略会議(議長・加藤勝信官房長官)で、データセンターの国内誘致に向けた促進策の議論を始めた。国内外の事業者による日本でのデータセンター投資の拡大を促す支援策を検討する。データセンターは電力を大量に使い、電力料金などコストも競争力を左右する。大都市に立地が集中するリスクを分散化で抑え、安全保障の観点からも国内で保存するデータを増やす。
政府は12日の会議で論点案を示し、デジタルト…
■レアアースは電気自動車のバッテリーなどに使う
■JOGMECによる鉱山の探査・開発への過半出資可能に
■経済安保の観点から資源開発への資金支援を拡充…
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特集ペ…

ワクチン接種進む英国、近づく正常化パブなど営業再開
英国政府は12日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を緩和した。3月から3度目で、新たにパブや小売店などが営業を再開した。緩和が進む背景は、人口の半分近くがワクチンを接種し、死者や感染者が減っていることだ。経済成長率が急回復するとの予測も出ており、ワクチン調達で後れを取るドイツやフランスなど他の欧州各国との差が鮮明となる。
今回の緩和では、英国文化を象徴するパブの営業が屋外に限り、…

「能力主義」が社会を分断マイケル・サンデル氏
テレビ番組「ハーバード白熱教室」で知られる哲学者、マイケル・サンデル米ハーバード大教授の新刊邦訳「実力も運のうち 能力主義は正義か?」(鬼澤忍訳、早川書房)が14日、刊行される。人は出自によらず、努力と才能次第で成功できるという考え方が暴走し、エリートに傲慢を、その他大勢に屈辱と怒りを生んでいると指摘する。社会を分断しかねない状況にどう向き合うか、著者に聞いた。
――執筆のきっかけは。
「トラン…