日経の2017年 2017年1月3日

日曜紙面 大胆に変身

朝刊紙面

美しい写真を大胆に使った紙面を、朝刊から抜き出して読めます

 3月に紙面を大幅に刷新します。土曜日の朝刊と夕刊、日曜日の朝刊の1面のデザインを一新し、1面にはニュースを解説する読み物風の記事を掲載します。

 目玉となるのは日曜日の朝刊紙面の中央に創刊する「NIKKEI THE STYLE」(仮称)。美しいカラー写真を大胆に使ったレイアウトを採用。一流デザイナーの監修による16ページのビジュアルでぜいたくな紙面をお届けします。

 旅、グルメ、ファッション、文化・芸術などの最新トレンドをいち早く紹介。日経のグローバルな取材ネットワークを生かし、世界中から上質なオフのライフスタイルを提案します。

 放送作家の小山薫堂氏のほか、元エルメスジャポン社長の斎藤峰明氏など各界の著名人によるコラムを掲載。「豊かな人生とは何か」を語ってもらいます。

 土曜日発行の「NIKKEI プラス1」もリニューアルします。人気特集の「何でもランキング」を2ぺージにわたる掲載に拡充。楽しく賢い生活に役立つ実用情報を大幅に増やします。片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんが月1回のペースで登場。すっきり生活のコツを伝授します。

グローバル

アジア株の新指数開発

アジア300

 昨年12月1日に算出・公表を開始した「日経アジア300指数」の第2弾として、投資信託など金融商品向けのアジア株指数を開発します。年央の発表を目指します。

 ここにきて、アジア株に投資する金融商品を拡充したいという国内金融機関が相次いでいます。アジア300指数が10年間で約2倍の水準まで上昇するなど世界的にもアジア株の上昇が際立っているためです。指数を通じた投資魅力の高いアジア企業への投資は「アジアの成長力を買う」ことにつながります。

 新指数はアジア300指数をベースに銘柄を選びます。連動運用のしやすさを追求し、組成者や投資家の利便性を高めます。日本と同じ時間帯で算出するアジア株指数は国内投資家になじみやすいものです。新指数の金融商品利用が広がれば、アジアの成長を取り込む形で効率的な資産形成を促進できます。

アジアCEOフォーラム開催

アジアCEOフォーラム

600人以上が参加した昨年のCEOフォーラム(タイ・バンコク)

 7月には日経が「Asia300」として選定したアジア11カ国・地域の有力企業約300社などから経営トップらが集まるフォーラムをタイ・バンコクで開催します。トランプ米次期大統領の登場などで経営環境が激変するなか、企業戦略や課題などを幅広く議論します。アジアのビジネス情報の発信強化を狙い、日経創刊140周年記念事業の一つとして昨年バンコクで初めて開いた同フォーラムを定期開催します。

FT記事や共同セミナー充実

FTブリーフィング

昨年開かれたFTブリーフィング「英国のEU離脱が世界に与えうるインパクト」(東京・千代田)

 フィナンシャル・タイムズ(FT)との協力による編集コンテンツの強化を進めます。国際ニュースに即応したFTの翻訳記事を日経本紙・電子版に機動的に掲載します。双方の編集の独立を尊重しながら、日経の英文媒体Nikkei Asian Reviewの記事のFTウェブサイトでの公開など編集面の協力も進めます。

 人材面での交流・協力も深めます。今春から人工知能(AI)などで世界をリードする米国シリコンバレーに日経・FTから記者を送り、共同で調査・研究・取材に取り組む新たなプロジェクトを始めます。

 論説委員、編集委員らが国内外の重要ニュースを解説する「日経緊急解説Live!」では、FTと協力した特別セミナーも開催します。

 第1弾として1月26日のセミナーにFTのライオネル・バーバー編集長が登壇。日経の原田亮介論説委員長とともに、米次期大統領と英国のEU離脱後の世界の政治・経済情勢の展望を読み解きます。またFTのルーラ・ハラフ副編集長と脇祐三本社コラムニストが中東情勢などをテーマに解説します。

「アジアの未来」6月、「世界経営者会議」11月


デジタル

電子版Pro 企業向け発売

 日経電子版は今年、「ビジネス情報ツール」としての機能に一段と磨きをかけます。3月下旬には「日経電子版Pro」を発売します。ビジネスパーソン一人ひとりの力強い味方になるだけでなく、職場全体で生かせる多彩な機能・コンテンツを盛り込みます。

 その一つが、登録キーワードによる記事の自動クリッピング。日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタスの専門3紙も対象です。また、企業情報を非上場も含めて2万社に拡大するほか、人事異動情報サービス「人事ウオッチ」を標準搭載します。

 10月には「グループ機能」を追加します。部署やグループ単位で電子版の記事を共有できるようになります。

 現行の電子版では「Myニュース」を強化、企業情報をワンストップで提供する「日経会社情報DIGITAL(デジタル)」と連携します。関心のある企業名を登録しておくと、関連ニュースや株価が閲覧できます。

AIが決算ダイジェスト作成

 日本経済新聞社は1月、企業がネット上に開示した決算発表資料から業績データやポイントを人工知能(AI)技術を使って自動抽出して文章を作成、日経電子版や会員制ビジネス情報サービスの日経テレコンなどに自動掲載するコンテンツの提供を始めます。

 文章を自動生成する仕組みは日経と、言語解析技術で定評のある言語理解研究所(徳島市、青江順一・結束雅雪代表)とAI研究で実績を持つ松尾豊・東京大学特任准教授研究室で開発。決算短信から売り上げや利益などの数値だけでなく、その要因や背景、企業の取り組みなど要点も抜き出し、「決算サマリー」(仮称)としてわかりやすい文章を作成します。短信のネット公開後、直ちに配信できる見通しです。

 記者が書く通常の記事とは区別して掲載します。日経電子版では個別企業ごとに株価や業績動向などをまとめたコーナーに掲載します。当面はβ版サービス(開発段階の試用サービス)として提供、上場企業の決算発表がピークを迎える春以降、本格展開する予定です。

文化事業

「タイ-仏の国の輝き-」展

ナーガ上のブッダ坐像

 タイの仏教美術の名品約140点を紹介する展覧会を4月11日~6月4日に九州国立博物館(福岡・太宰府)で、7月4日~8月27日に東京国立博物館で開催します。

 今年は日本とタイの修好130周年です。タイの現代文化はいまの日本に浸透していますが、長い王朝の歴史を持つ仏教国に花開いた多様な文化は、日本の伝統文化にも大きな影響を与えてきました。

 展覧会では貴重な仏像や装飾品、日タイ交流に関わる作品などを展示します。「ナーガ上のブッダ坐像」(写真、部分、バンコク国立博物館)は、蛇の精霊ナーガが瞑想(めいそう)するブッダを雨風から守っています。ブッダの面差しには気品があります。

 門外不出だった王室寺院の扉「ラーマ2世王作の大扉」も展示します。動物が掘り込まれた金色の扉は高さ5.6メートル。「ほほ笑みの国」の歴史と文化を知るまたとない機会となります。

バイエルン国立歌劇場 9月来日

魔笛

 「バイエルン国立歌劇場」の6年ぶりの日本公演を9月21日から29日にかけてNHKホール(東京)と東京文化会館で開催します。

 ミュンヘンにある「バイエルン国立歌劇場」はバイエルン選帝候の宮廷歌劇場の流れを汲む伝統と格式を誇るオペラハウスです。ベルリン・フィルの次期主席指揮者の就任が決まり、世界中の音楽ファンから熱い注目を浴びるキリル・ペトレンコが現音楽総監督を務め、本公演が日本初登場となります。

 今回は今年5月に本国で初演されるワーグナー作曲「タンホイザー」をペトレンコの指揮で、名作と誉れ高いエヴァーディング演出によるモーツァルト作曲「魔笛」=写真、W.Hoesl=をアッシャー・フィッシュの指揮で上演します。欧州の名門歌劇場の舞台にご期待下さい。

日経メッセ 2、3月連続開催

日経メッセ

 「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」を2月と3月に東京ビッグサイトで過去最大規模で連続開催します。2月1~3日、街中の小売り・飲食・サービスを支える「フランチャイズ・ショー」と初開催の「インバウンドビジネス総合展」を開きます。続いて3月7~10日、商空間・住空間づくりや、安全・安心な街づくり・店づくりのための最新製品・サービスが一堂に集まる「JAPAN SHOP」「建築・建材展」「リテールテックJAPAN」「SECURITY SHOW」「ライティング・フェア」を実施します。各展の詳細・来場事前登録はウェブサイトをご覧ください。http://messe.nikkei.co.jp/

グループ

日経BP 中小企業研究所を設立

 中小企業オーナー向けの各種情報サービスを提供する「日経BP中小企業経営研究所」を日経BP総合研究所の傘下機関として1月1日付で設立しました。現場改善、ブランディング、財務、経営計画立案など、専門家によるサービスを紙やデジタル媒体、セミナー、コンサルティングを通じて展開していきます。

 また、新しい〝安全〟の概念を世界に発信する「Safety 2.0」事業を始動します。年初に産学連携による未来安全戦略会議を立ち上げ、経営者向けのプログラムやロボットを扱うエンジニア向けの新しい資格・講習などを始めます。IoTや人工知能(AI)など最新技術を取り込んで、安全性と生産性を高い次元で両立させることを目指します。

テレ東・BSJ FT関連番組を拡充

 テレビ東京とBSジャパンは朝から夜までグローバル経済情報を拡充します。朝の報道番組では4月から、FTの最新ニュースをニューヨークやロンドンから届ける新コーナーを始めます。

 アニメ「ポケットモンスター」は4月に放送開始20周年を迎えます。7月15日に20作目の映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」を公開し、周年記念特番も放送します。

 5~6月には2つの大型スポーツ特番「全仏オープンテニス」と「世界卓球デュッセルドルフ大会」を地上波独占放送します。

 舞台イベントでは「坂東玉三郎×鼓童特別公演 幽玄」(5月16~20日、Bunkamuraオーチャードホール)をBSジャパンと共催します。

QUICK 投資に役立つAI速報

 投資に役立つ独自性・適時性の高い情報を「QUICKナレッジ」として発信します。人工知能(AI)を使って企業の適時開示情報を瞬時に自動解析する「企業開示速報」や、相場を動かすニュースを抽出する「株速報」などを「QUICK AI速報」としてシリーズ化。株価へのインパクトを予測する指標と共にお届けします。

 個人の安定的な資産形成や金融機関のフィデューシャリー・デューティーへの関心が高まるなか、「企業価値研究所」「資産運用研究所」「ESG研究所」のデータやレポートも「QUICKナレッジ」として提供します。責任投資を重視する機関投資家の広がりを踏まえ、ESG研究所は議決権行使を含めた助言サービスを強化します。