岡山大の松浦健二准教授らは、シロアリの女王が働きアリの繁殖を抑えるために分泌する「女王フェロモン」の正体を突き止めた。人工的に合成して実際に繁殖を抑えることにも成功。効果的な駆除剤の開発につながる可能性がある。研究成果は6日、米国科学アカデミー紀要に掲載される。
シロアリの巣では女王が卵を産んで子孫を増やし、働きアリはエサ運びや幼虫の世話などに徹する。女王が出すフェロモンが、働きアリが卵を産めるようになるのを妨げると考えられている。女王が死ぬとフェロモンの効果がなくなり、働きアリの一部が女王になるとされるが、フェロモンの正体は不明だった。
松浦准教授らは十分な量のフェロモンを得るために日本で最も多く見られる「ヤマトシロアリ」の女王を200匹集め、分泌される成分を分析。果物にも含まれ菓子の香料に使われる「ブチルブチレート」と「2―メチルブタノール」であることを突き止めた。
2つの物質を合成して混ぜ、働きアリだけが100匹いる場所に漂わせると、複数回の実験で0~1匹しか女王にならなかった。通常は5匹程度が女王になる。女王フェロモンと同じ作用が働いたとみられる。合成フェロモンを使えば、働きアリが女王にならないようにしてシロアリの繁殖を防げる可能性がある。殺虫剤メーカーなどと協力し、実用化を目指す。
松浦健二、フェロモン、ブチルブチレート、シロアリ駆除剤、女王、岡山大、働きアリ、シロアリ、ヤマトシロアリ、解明、准教授、メチルブタノール、正体、殺虫剤メーカー、駆除剤、研究成果
さらば番組表、ようこそSNS (2/10)
国内ソーシャル3社に変調の兆し、事業モデルに弱点 (2/9)
2012年2月10日付 (2/9)
覚えきれないならメモやツールを賢く活用 (1/22)
組織超えた「情報共有」が鍵、高まるハッカー需要 (2011/12/21)
・スマホ決戦、サムスン追うLG
・日比谷総合設備、オフィスの既設照明を7割節電
・凸版、スマホで機器の保守・管理情報
・ゼリア新薬、くる病治療薬を承認申請へ
・キングジム、香港に販売子会社…続き