米シリコンバレー(カリフォルニア州)への進出を希望する日本の若手起業家が増えている。IT(情報技術)分野で世界市場の一体化が進み、その中心地で勝負する必要性が高まっていることが大きな理由だ。8月初めにベンチャー投資会社サンブリッジ(東京・渋谷)が主催したツアーに同行し、若手起業家や起業家の卵たちと一緒にシリコンバレーを歩いた。彼らの目に映った「シリコンバレーの今」とは――。
「ここに名前のある『ゾング』は、先日、イーベイが2億ドル(約155億円)超で買収したんですよ」。8月1日、午後3時過ぎ。シリコンバレーの一角にあるベンチャー育成施設「プラグアンドプレイテックセンター」では、ディレクターのジャッキー・ヘルナンデス氏が日本から到着したばかりのツアー参加者30人に、施設の概要を説明した。
ロビーの壁には“卒業生”の名前を記したプレートが所狭しと並んでいる。買い手としてはインターネット競売最大手のイーベイのほか、アマゾン・ドット・コムやグーグルなど大手ネット企業の名前がずらり。ウォルマート・ストアーズなどの名前もある。この施設にはベンチャー企業が平均18カ月入居し、大手企業による買収などの形で巣立っていくという。
施設にはベンチャーキャピタル(VC)や大手企業のM&A(合併・買収)担当者などが日常的に出入りしているほか、ベンチャー企業の事業をVCなどに紹介するイベントが定期的に開かれる。さらに学生を対象にした短期の起業支援プログラムを開催するなど、とにかく人の出入りが多い。こうした「オープンさ」はオフィスでも徹底されていた。
内部に足を踏み入れると、パーテーションで仕切られたブースにベンチャー企業が所狭しと入居していた。空間をパーテーションで区切っているだけなので、隣の話し声は筒抜けだ。「事業のアイデアが漏れるのではないか?」「個人情報の保護は?」――。参加者から不安の声があがると、ヘルナンデス氏はこう答えた。「オープンな環境こそ企業間のコラボレーション(協業)に不可欠で、事業の成長スピードを速める」
実は2006年に発足したプラグアンドプレイには各国の元首級も訪れたことがあり、既にシリコンバレーの顔ともいえる「名所」のひとつになっている。だが「オープンな環境」という意味では、もはや一時代前の施設なのかもしれない。というのも、さらに一歩進んだ場所が翌日以降に待ち構えていたからだ。
ジャッキー・ヘルナンデス、イーベイ、ウォルマート・ストアーズ、グーグル、プラグアンドプレイ、サンブリッジ、アマゾン・ドット・コム、セールスフォース・ドットコム
交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックが18日、米ナスダック市場に株式を上場した。初値の42.05ドルをもとに算出した時価総額は…続き (5/19)
交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックが写真共有アプリ「インスタグラム」の開発会社を約10億ドル(約810億円)で買収することを決めた。インスタグラムは2010年10月にアプリの提供を始めたば…続き (4/12)
次世代スマホ、処理量に応じ賢くCPU使い分け (5/25)
ホンダジェットを生み出す独創拠点「R&Dセンター」 (5/23)
福島で「消費者から信頼されるコメ」を (5/23)
NEC、バッテリー内蔵型のデスクトップ節電PCを発売 (5/24)
電力不足下の節電、調達技術の活用で企業を支援 (5/22)
気候変動への適応策、急務 農業・衛生など影響 (5/23)
2012年5月25日付 (5/24)
2国間の安全保障問題を乗り越える 中国華為が米で攻勢 (5/24)
海洋・地熱エネルギー、古くて新しい電源 (5/24)
ヒトゲノム1000ドル革命 解読1日で (5/23)
各種サービスの説明をご覧ください。
・名門ハザマ、10年目の白旗
・「すみだ産」世界に挑む、ものづくり現場発~東京・墨田を行く
・スマホ向け定額音楽配信、聞き放題で利用者拡大
・ヤマハ発が200万人試乗会、インドネシアで二輪販促策
・カジタク、家事代行、大阪・仙台でも…続き