ネットの覇権争いを巡って激しさを増すM&A(合併・買収)の波が日本にも押し寄せている。交流サイト(SNS)向けゲーム開発大手の米ジンガゲームネットワーク(カリフォルニア州)はこのほど、同業のウノウ(東京・渋谷)を買収した。米企業の傘下に入る道を選んだウノウの山田進太郎社長にその狙いを聞いた。
――ジンガの傘下入りの経緯は。

ウノウの山田進太郎社長
「昨年末にベンチャーキャピタル(VC)を通じてジンガの幹部を紹介された。最初は情報交換程度だったが、2月ころから具体的に話を進め、7月ころに大筋が固まった。先方はおそらく国内のソーシャルゲームの有力な会社10社ぐらいとは会っていたと思う。一緒にやるんだったら100%子会社がいいというのはお互いにあった」
――なぜ、ジンガの傘下に入ることを選んだのか。
「我々の目標は世界で利用されるようなサービスを作ること。社員もそのことに引かれて入社してきている。ジンガの傘下に入ることで世界への道が開かれるため、社内で話をしたときにもほとんど混乱はなかった」
「世界に進出するということでいうと、それなりの企業規模が必要なので当然、株式の上場もその過程で一つの選択肢だった。実際、会社としても監査法人を入れたりして準備もしていた。だが、ジンガも日本への進出を模索しているときで、話をいただき市場環境に照らしてみても、お互いにタイミングがよく親和性も高いと感じた」
――ウノウのどのような部分がジンガに評価されたと思うか。
「開発者の質が非常に高い点が評価されたと思う。育成ゲーム『まちつく!』『バンドやろうよ!』も成功している。もう1つはグローバル志向が高く、海外との文化的なギャップに抵抗感がないことだ。私自身もシリコンバレーで会社を運営していた経験があり、人脈もある。そういう日本企業はそれほど多くない」
M&A、米ジンガ、ウノウ、ベンチャーキャピタル、フェースブック、ソーシャルゲーム、ソフトバンク、iPhone
2012年2月7日付 (2/6)
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