2010年1月27日、米アップルが多機能携帯端末「iPad」を発表したとき、スティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)は「すべてSIMロックフリー」と明言した。そのため、日本でもソフトバンクモバイルとNTTドコモのSIMカードがどちらも使えるのではないかと期待されたが、結局はソフトバンクモバイルのSIMロックがかかった状態で発売されることになった。孫正義社長は「iPadはNTTドコモと戦うための武器」と語っている。アップルとの契約でどのような条件が付いたかは定かでないが、厳しい条件を飲んででもiPadを渡したくなかったことは容易に想像できる。
発表後に説明が二転三転
ただし、SIMロックを巡っては、アップルもソフトバンクモバイルも説明が二転三転している。価格などを発表した時点では、「海外でもSIMロック。ソフトバンクモバイルのSIMカードしか使用できない」という話だった。しかし、「Mobile in Japan」という海外ニュースサイトによると、これに異論を唱えるユーザーがジョブズCEOにメールを送ったところ、「Actually, the version of iPad sold in Japan does accept international SIMs.(実は、日本で販売されるiPadでは海外SIMが利用できる)」という返事をもらったというのだ。
この一件の前後から、アップルの公式コメントも大きく変化した。iPad販売サイトの「よくあるご質問」の答えで「海外で使用する際は、その国で発売されているmicroSIMカードもご利用になれます」と記載。海外ではSIMロックフリーで自由に通信事業者を選べるという説明になったのである。
1泊3日ハワイでテスト
果たして、本当なのか? 今回、5月28日の日本発売前にソフトバンクモバイル版の「3G+Wi-Fiモデル」を試用する機会を得た。そのiPadが実際に海外ではSIMロックフリーなのかどうかがどうしても気になり、5月22日から1泊3日でハワイに行ってきた。
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