ソニーとシャープが12月10日にそろって電子書籍端末を発売した。今年日本で話題持ちきりとなった電子書籍市場に、国内メーカーの両雄はどのような端末とサービスで臨んでいくのか。実際に購入して、その使い勝手を試してみた。
ソニーの「Reader(リーダー)」とシャープの「GALAPAGOS(ガラパゴス)」が発売された10日夜。都内の家電量販店をのぞいてみると、両端末を展示する売り場は多くの人でにぎわっていた。仕事帰りのサラリーマンが中心で、年配の人の姿もあった。
「リーダー」5インチ版を購入
ソニーのリーダーを購入しようと店員に声をかけると、「5インチ版は色によっては品切れ。流通センターには在庫があるので、明日には入荷するかも」との返事。量販店での店頭価格が5インチ版で1万9800円前後、6インチ版で2万4800円前後と手が届きやすいこともあり、店側が予想した以上に売れているという。
ソニーでは5インチ版を「ポケットエディション」、6インチ版を「タッチエディション」と名付けている。その名称からタッチ操作ができるのは6インチ版だけかと思いそうだが、実際は5インチ版もタッチパネル式だ。6インチ版は画面サイズが一回り大きいほかに、メモリーカードスロットを搭載しており、MP3形式などの音楽ファイルも再生できる。今回は、シルバー色の5インチ版を購入した。
通信機能がないモバイル端末

「ReaderStore」のトップページ。このサイトから電子書籍を購入する
自宅に持ち帰り、さっそく使ってみた。リーダーは無線LANなどの通信機能を搭載していない。書籍を購入するには、まずリーダーをUSBケーブルでパソコンに接続し、ソニーの電子書籍販売サイト「ReaderStore(リーダーストア)」からパソコン経由でダウンロードする必要がある。リーダーストアでは最初に、入会費と年会費が無料の「My Sony Club」への入会を求められる。
購入した書籍ファイルをリーダーに移動させる際は、パソコンにインストールした専用ソフトを使う。この仕組みではパソコンが必須。外出先でちょっと暇な時間に端末で直接購入するという使い方はできない。モバイル端末の無線通信機能が当たり前となった現在、これは製品としての価値にかかわることのように感じる。
GALAPAGOS、Reader、ReaderStore、iPad、電子書籍、液晶ディスプレー
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