10月14日、米アップルが日本を含む7カ国で新型スマートフォン「iPhone 4S」を発売する。今回はソフトバンクモバイルだけでなく、KDDI(au)からも発売されるとあって、日本国内の関心はこれまで以上に高まっている。事前にソフトバンクモバイル版「4S」の実機を入手し、実際の使い勝手を検証した。
■A5チップ搭載で「ちょっとした動作」が高速に
まず「4S」を触って感じるのは、前モデルの「iPhone4」とは見た目がほとんど一緒であること。デザイン面の違いは、本体側面にある消音スイッチの位置がほんの少しだけずれており、側面にあるアンテナ部分の切れ目の位置が違うという程度。「4S」と「4」を並べても、違いはほとんどわからない。「4S」を購入しても街中であまり目立たないし、友人に見せても自慢できそうにない。
しかし、触って実際に操作してみると「中身はまるで別物」と驚かされる。
アップルは新しく「A5チップ」を搭載したことで、「4S」の処理速度を格段に向上させた。デュアルコアにより「パワーは最大2倍、グラフィックス(処理)の速さは最大7倍に向上した」と説明する。実際、グラフィックス処理性能の向上はゲームなどに威力を発揮することだろう。
アップルのデモでは、スマートフォン向けとは思えないほど描写力が大幅に向上したゲームアプリが紹介されている。このあたりはデュアルコアA5チップに対応したゲームアプリがほとんど実在しないため、実際に試すことはできていない。
それでも「4S」を操作していて「ちょっとした動作が速くなった」という点を感じた。アプリの起動やブックマークを開いた瞬間など画面表示の切り替えがわずかながらだが「4」に比べて速くなった印象がある。
もともと「4」自体がサクサクと動作するので不満はなかったが、「4S」を触ってみるとさらに快適に感じる。このあたりのわずかな進化は「4」ユーザーこそ実感できるだろう。
■仕様上の通信速度は「4S」が2倍だが・・・
「4S」の発表から話題となっているのが通信速度だ。「4S」はソフトバンクモバイルのW-CDMAとKDDIが使うCDMAという2つの通信方式に対応する。W-CDMAのスペック値はHSDPA方式により下り最大14.4メガビット/秒となり、「4」の最大7.2メガビット/秒の2倍となった。CDMAでは下り最大3.1メガビット/秒しかないため、ソフトバンクはここに優位性があるとアピールしている。ではソフトバンクモバイル版はどの程度の速度が出るのだろうか。
ソフトバンクモバイル、アップル、カメラ、iPhone、KDDI、スマートフォン
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