最近のプリンター複合機は数多くの機能を備えている。カラー印刷やスキャナー、コピーはもちろん、メモリーカードから画像を直接読み込んで印刷する「ダイレクトプリント」や光学メディアのラベル印刷、無線LANによる通信機能も今では当たり前。行き着くところまでいった感もある。
そんななか、日本ヒューレット・パッカード(HP)はインターネット上のサーバーからパソコンなしで電子メールなどを直接受信して印刷する新機能を備えた「HP フォトスマート ワイヤレス B110a」を8月5日に発売した。複合機にインターネット端末としての機能を追加したこの新製品はどのような使い方ができるのか、試してみた。
| 印刷方式、サイズ | インクジェット(4色)、最大A4 |
| 印刷解像度 | 最高4800×1200ドット/インチ |
| インターフェース | USB2.0、IEEE802.11b/g/n |
| スキャナー解像度 | 1200×2400ドット/インチ |
| 対応原稿サイズ | 最大A4(読み取り階調は最大48ビット) |
| 対応メモリーカード | メモリースティックDuo、SDメモリーカードなど |
| 大きさ、重量 | 452×299×200ミリ、6.02キログラム |
B110aは、印刷やスキャナーに加えてメモリーカードリーダー、無線LANによるネットワーク接続機能など、最近の複合機では標準的な機能を備える。そのうえで新たに追加したのが、メール印刷の「メールdeプリント」とネット上のコンテンツをダウンロードして印刷する「アプリdeプリント」と呼ぶ2つの新機能だ。
同社の直販サイト「HP ダイレクトプラス」での価格は1万2810円。ファクス機能はなく、HPの製品のなかでは低価格帯の機種になる。メールdeプリントはB110aで初めて搭載した機能だが、アプリdeプリントは米国で2009年10月に発売した複合機「HP フォトスマート プレミアム with タッチスマート ウェブ」(日本では未発売)で採用している。
携帯メールも受信・印刷
メールdeプリントは、メールの文面と添付ファイルの内容をパソコンを経由することなく印刷できる。1台ごとにメールアドレスが割り振られており、メールを直接受信する仕組みだ。送信元はメールを送信できる機器なら機種を問わない。パソコンや携帯電話、スマートフォン、アップルの「iPad」から送られたメールにも対応する。
印刷できる添付ファイルはテキストファイルのほか、マイクロソフトのワードやエクセル、パワーポイントで作成したオフィス書類、そしてPDFファイルだ。容量には制限があり、1つのメールあたり添付ファイルを含めて5メガバイトまで。また、1つのメールに添付できるファイルは10個までとなっている。
なお、メールdeプリントを最初に使う際は、B110aの液晶ディスプレーの設定画面から手動で初期設定する必要がある。手順を説明したわかりやすいマニュアルが付属しているので迷うことはないが、やや手間がかかった。パソコンなしでも初期設定できる利点はあるが、導入ソフトが付属していればより便利だろう。
キヤノン、日本ヒューレット・パッカード、インクジェットプリンター、複合機、エプソン
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