2011年7月24日のアナログテレビ放送終了を控え、低価格なノートパソコンにも地上デジタル(地デジ)放送対応の機種が増えている。NECが6月17日に発売した薄型モバイルノートパソコン「LaVie M LM370/BS」も地デジ・BS・110度CSデジタル放送を視聴・録画できるモデルだ。実勢価格が10万円前後と安いだけに、視聴・録画などの性能が気になるところ。使い勝手はどうかチェックしてみた。
ワイヤレスなので置き場所は自由
LM370/BSは、重さ1.62キログラムのノートパソコン本体と「ワイヤレスTVデジタル」と呼ぶデジタル3波対応のチューナーユニットをセットにした製品で、両者を無線LANでつなぐ。ノートパソコンは13.3型ワイド液晶で、低価格なデュアルコアCPU「Celeron SU2300」を搭載する。マイクロソフトのオフィスソフト「Office 2010」をあらかじめインストールしており、ビジネス用途にも使うことができる。
デジタル放送を受信するチューナーユニットは家庭などのアンテナ線とつないでおき、ノートパソコンには放送データを無線LANで送信する。そのため、アンテナを気にせずノートパソコンを好きな場所に持ち運んで視聴することができる。以前はアナログ放送対応のワイヤレスチューナーを東芝やNECが販売していたが、現状でワイヤレス接続の製品を扱っているのはNECのみだ。
チューナーユニットとの接続に無線LANを使うが、それによってインターネット接続に制約が生じることはない。チューナーユニットはADSLや光回線のルーターと有線LANで接続することで、無線LANのアクセスポイントとしても機能する。初期設定でLM370/BSとチューナーユニットを接続すれば、同時にインターネットにも接続できるようになるわけだ。インターネットに接続するためだけに、LM370/BSに無線LAN機能を追加したり、有線LANをつないだりする必要はない。
ノートパソコンとチューナーユニットの接続は対話式のウィザードで簡単に設定できる。わかりやすい詳細なマニュアルも用意しており、実際に試しても迷うことはなかった。チューナーユニットと無線接続すれば、パソコン上でデジタル放送を視聴できる。ワイヤレス接続でもデジタルチューナー内蔵タイプのパソコンと使い勝手が異なる部分はない。
| 実勢価格 | 10万円前後 |
| CPU | Celeron SU2300(駆動周波数1.2ギガHz) |
| メモリー | 2ギガバイト |
| HDD | 約320ギガバイト |
| グラフィックス | Intel GMA 4500MHD(チップセット内蔵) |
| 液晶ディスプレー | 13.3型ワイド |
| 表示解像度 | 1366×768ドット |
| 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n |
| 大きさ | 幅330×奥行き220×厚さ27~30.5ミリ |
| デジタルチューナー | デジタル3波が1系統 |
| 重さ | 約1.62キログラム |
| バッテリー駆動時間 | 約4.9時間 |
前モデルの「LM370/AS」と外形や重量、CPU、グラフィックスなどは同じ
LaVie、NEC、ノートパソコン、地上デジタル、BSデジタル
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