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ドコモ、KDDI、イー・モバイルがLTEを語る 「7年でようやくここまで」

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2010/9/6 7:00
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図1 NTTドコモ,KDDI,イー・モバイルが「東京LTE国際会議 2010」で講演
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図1 NTTドコモ,KDDI,イー・モバイルが「東京LTE国際会議 2010」で講演

 2010年12月から国内でいよいよ第4世代移動体通信(4G)に肉薄する3.9Gの通信サービス「LTE」が始まる。その現状と将来像についてNTTドコモ,KDDI,イー・モバイルの3社が「東京国際LTE会議 2010」(2010年9月3日)で語った(図1)。

 2010年12月から「Xi(クロッシィ)」との名称でLTEサービスを始めるNTTドコモからは,同社 執行役員 研究開発推進部 部長の尾上誠蔵氏が登壇した。尾上氏はまず,「7年かけて,ようやくここまできた」と振り返った。同社では,LTEの導入について2004年ごろに議論を始めていたという。「当初は,(3Gすら普及が進んでいないのに)4Gの話なんてするなという雰囲気だった」と語る。それが移動通信のトラフィックが急増し始めたことで,周波数の利用効率が高いLTEの重要性が徐々に認知されてきたという。

 NTTドコモは,LTEの導入方針について,「1番を目指すのではなく,先頭集団を走る」(尾上氏)考えで進めてきた。これには3G導入時の反省がある。「3Gの導入は,結果として早すぎた。我々のサービス開始後,追随する企業が1~2年ほど現れなかった」(同氏)。LTEではこの反省を踏まえ,他社と協調する形で進めていく。

図2 NTTドコモのLTEに向けた周波数利用の考え
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図2 NTTドコモのLTEに向けた周波数利用の考え

 LTE基地局の導入計画についてNTTドコモは,現状の3G網と共存する形で進める(図2)。当初はデータ通信専用でLTEサービスを始め,2011年から音声通信に対応した携帯電話機を用意する方針である。音声通信についてはまず,3G網を活用する形で始める。その後,IMSベースのVoIP/LTEを導入し,「究極的には回線交換サービスも含めて,すべてLTEで提供していく」(尾上氏)という。LTEの周波数帯としては,当初は2GHz帯の5~10MHzの帯域幅で始め,2011年ごろから1.5GHz帯を活用する。

図3 LTEが導入されども,複数の無線通信の混在は歴史上,やむを得ない
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図3 LTEが導入されども,複数の無線通信の混在は歴史上,やむを得ない

 また,既存の3GとLTEとの関係についても言及した(図3)。「3GのHSPA+があろうとなかろうと,LTEの普及は進む」(尾上氏)とし,NTTドコモとしては「2重投資を避けるために,LTEに重点的に投資をする」(同氏)。とはいえ,これから3G網へ投資をする事業者については,「HSPA+を活用するのが自然」(同氏)との考えも述べた。数多くの通信方式が混在することになるが,尾上氏は「無線技術が進化する上で,通信方式の混在は歴史上やむを得ない」と考えている。

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