パナソニックは2010年7月1日、同グループ内の三洋電機と共同で開発した「住宅用太陽光発電システムHITR215シリーズ」を発売し、太陽電池事業に本格的に参入する。三洋電機は同社開発の太陽光発電モジュール「HIT215」を、パナソニックはエネルギマネジメント技術、建材・電材技術やそれらの販売ルートを提供した。2012年までに、急拡大が見込まれる太陽光発電市場で国内シェア35%以上を目指す。
HIT215の特徴は、太陽電池セル界面の欠陥領域における発電ロスを抑える構造を採用した点にある。具体的には、結晶系の基板とp型およびn型のアモルファスシリコン層の間に、i型アモルファスシリコン層を形成することで、電子が損失しやすい欠陥領域を少なくしている。
パナソニックは2008年12月の三洋電機との資本・業務提携を発表してから、コラボレーション委員会を発足してグループ内の資源を最大限に活用する方法を模索してきた。2009年12月に三洋電機をグループ化してからは、27のサブワーキンググループを設置して本格的な議論を重ねてきたという。今回の住宅用太陽光発電システムはその第1弾。
(日経ものづくり 池松由香)
[Tech-On! 2010年5月31日掲載]
太陽光発電、パナソニック、三洋電機、太陽電池、アモルファスシリコン、エネルギマネジメント
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