上海国際博覧会(上海万博)の事務局である「上海世博事務協調局」は,上海万博のオンライン・サイト「網上世博会」を2010年5月1日に本格オープンすると発表した(URLはhttp://expo.cn/)。実際には2010年4月30日深夜に利用可能になるもようだ。万博会場の各パビリオンやその展示内容を3次元コンピュータ・グラフィックス(CG)で見せるほか,人間を模したCG,つまり「アバター」を動かして他のアバターと会話するといったこともできるようになるという。
オンライン上海万博は,既にその簡易版が2009年11月12日にオープンし,「既にのべ2500万人がアクセスした」(上海世博事務協調局)実績があるという。今回の本格オープンでは,内容を大幅に強化する。300館超のパビリオンの昼や夜の外観を用意したほか,110館超のパビリオンでは,展示物も3次元CGで見せる。「まるでVIP(最重要人物)であるかのように,長蛇の列に並ぶことなく自由にパビリオンを出入りできる」(同局)。
アバターを動かせる画面は「未来之城(未来の都市)」と名付けた。「セカンドライフ」など,仮想都市の中でアバターを利用するサイトは以前からあるが,今回は現実にある上海万博を仮想空間中に丸ごと再現したという点が特徴である。この未来之城を支えるサーバー機などのインフラは「1万人の同時利用に対応できる水準」(同局)とする。
(日経エレクトロニクス 野澤哲生=上海発)
[Tech-On!2010年4月30日掲載]
アバター、上海万博、パビリオン、セカンドライフ、仮想空間、コンピュータ・グラフィックス
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