トヨタ自動車は、2011年12月3~11日に一般公開される「第42回 東京モーターショー2011」(東京ビッグサイト)に出展するコンセプト車「TOYOTA Fun-Vii」を発表した(図1)。車体の側面に大きなディスプレイを設け、スマートフォンを使ってユーザーの好みの映像を表示できる。周辺の車両と通信し、交差点の死角にいる車両を事前に察知できる機能もある。
トヨタ社長の豊田章男氏は、「スマートフォンに四つのタイヤを付けたようなクルマ」と、その狙いを表現した。
トヨタは車両向けの通信サービスとして、テレマティクス・サービス「G-BOOK」を運用中で、最近ではエネルギ管理サービス「トヨタスマートセンター」や、販売店とメーカー、ユーザーの間での通信サービス「トヨタフレンド」を開発している。今回の車両はこうした自動車向けの通信サービスを使い、「未来の車両の姿を提案したもの」(トヨタ常務役員の友山茂樹氏)である。
発表に合わせてトヨタは、コンセプト車の考えを示す寸劇を見せた。例えば出発前にスマートフォンを使って車両の点検を指示すると、診断結果が車両の側面のディスプレイに表示される(図2)。また販売店から車両の点検時期が近いことを知らせることもできる。家族の誕生日には花束の映像を車両の側面に表示するといったことも見せた。ワイヤレス給電機能も備えてある。
車両寸法は全長4020×全幅1745×全高1415mmで、ホイールベースは2750mm(図3)。乗車定員は3名である。Fun-Viiは、「Fun Vehicle、interactive、internet」を略した言葉。
(日経Automotive Technology 清水直茂)
[Tech-On! 2011年11月29日掲載]
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