二酸化炭素(CO2)の排出削減が産業界の合言葉になっている。CO2排出を減らす1つの手段は石炭や石油などの化石燃料の代わりにバイオ燃料を使うこと。バイオ燃料は原料の生育過程でCO2を吸収するため燃料にしてもCO2を排出しないと見なされる。すでに海外ではサトウキビから作るエタノールが自動車の燃料として普及している地域がある。一方、日本では身近にある意外なモノがバイオ燃料の原料として有望視され、実用化に向けた研究が進んでいる。
■キーワードは「食べられない」

トウモロコシやサトウキビなどからつくるバイオ燃料は、世界的な人口増を背景に食料価格が高騰する懸念がある。安定供給の観点から期待されているのが「食べられないもの」からつくるバイオ燃料だ。
■最強のバイオ燃料「藻」

バイオ燃料のなかでもその潜在力が注目されているのが「藻」だ。サトウキビやダイズなどの高等植物に比べ面積あたりの収量が多く、水もあまり使わない。藻の知られざる実力と技術開発の最前線を追う。
■化石燃料のCO2は減らせる

研究が進むバイオ燃料だが、広く普及するにはまだ時間がかかる。それまでは「悪役」である化石燃料を使わなければならないのも現実だ。石炭や石油を使う発電所や事業所でもCO2を減らす努力が続いている。
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