みそ汁やカレーに家庭ごとの味があるように、球団にもカラーというものがあった。そのカラーが薄れた一因はFA制度で大物選手が異動し、それぞれの色がごちゃまぜになったからだろう。
村田修一の横浜DeNAから巨人への移籍も、両チームの色を変えそうだ。村田という選手は豪快でどこかお人よしで、勝ちきれないという旧大洋ホエールズ的な選手。かつての田代富雄あたりを思い出させる人材だっただけに惜しい。
球団の色があせたら、リーグ全体が色あせ、動員力に響く。ここ数年のセの一部チームによる選手の「召し上げ」が、ペナントレースの興味を損ねている。
選手の自由意思の結果といわれればそれまでだが、それぞれの球団には摘んではいけない花がある。
巨人はソフトバンクからFAとなった杉内俊哉の獲得も狙っている。山口鉄也、松本哲也、坂本勇人ら、生え抜きのたたき上げ路線でせっかくいい感じになってきていたところに、これはどうか。とにかく勝てばいい、というファンばかりではなかろう。
カラーということを考えると、DeNAの中畑清監督は案外はまるかもしれない。彼自身は巨人というより、明るさだけは人一倍というホエールズ的な人物だ。
球団OBの高木豊らも復帰するし、ことによってはオールドファンが戻ってくるだろう。
8年目のセ・パ交流戦が始まった。目新しいカードの真剣勝負がみられるのが売りだけれども、12球団しかない日本では組み合わせも限られ、そろそろ飽きてきた。
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