ヤクルトの宮本慎也が、巨人の坂本勇人らと呉越同舟の自主トレを行い、守備を指導したそうだ。9日付のスポーツニッポン紙によると、宮本は緩いゴロを転がして、坂本の頭や足の動き方など基本的なことを指摘した。
惜しいと思った。その場に小中学生を呼んだら、そのまま格好の野球教室になり、いい種まきになっただろうに。
全盛期ならメジャーでも通用したと思われる宮本の守備の土台は、基本練習にある。小学生でも捕れるようなゴロ捕球の練習は、坂本にとっていいばかりでなく、実際、小学生たちのためにもなったはずだ。
宮本をはじめ、選手たちはいろいろなところで少年らを指導する機会を設けていると思うが、プロ野球が置かれた状況を思うとき、自主トレの期間も無駄にせず、ファンに訴える機会としたい。
テレビの正月番組を見たら、女子サッカーの「なでしこ」ばかり。野球選手はみる影もない。10年前には「みっともないからバラエティーに出てはいかん」と書いたが、もう状況が違う。
バラエティーはもちろん、本筋の試合中継が減っている。プロ野球を取り巻く現実は球界の中の人たちが思っている以上に厳しい。
それでなくても人々の関心がうつろいやすい時代だ。アイドルでも家電でもロングセラーは珍しく、人気絶頂のなでしこの面々だって「今後が怖い」と思っているだろう。
8年目のセ・パ交流戦が始まった。目新しいカードの真剣勝負がみられるのが売りだけれども、12球団しかない日本では組み合わせも限られ、そろそろ飽きてきた。
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