雨にたたられた23日~25日のボストン遠征。レッドソックスとの第1戦の後、シャワールームから腰にバスタオルを巻いて出てきたイチローは、自分のロッカーに戻って椅子に腰を下ろすと、脇腹から肩口にかけてローションを塗り始めた。
筋肉の動きが浮かび上がる
何気なく目に入ったその背中には、肩から背中にかけての筋肉の動きがはっきりと浮かび上がり、磨きぬかれた白い体には、翼を広げて、まさに飛び立とうとする大型の鳥の姿が、なぜか重なった。
そのとき、同時に違和感を覚えたのだが、すぐにそのわけを知る。同じように着替えていたチームメートの背中と見比べたとき、イチローの背にも二の腕にも、いっさいタトゥーがなかったのである。
異質のものとして映る
おそらく日本人の感覚からすれば当たり前のことだが、米国では背中や肩がきれいな方が珍しい。
その見慣れた光景に対し、イチローの白い肌が、異質のものとして映ったのだ。
考えてみれば、似たようなことでイチローが目立つ例は少なくない。
ウオームアップでも
例えば、試合前の練習。ウオームアップで、太ももを高く上げながら走るメニューがあるが、きっちりやっているのはイチローを含めたごく一部しかいない。このため、イチローの足が、妙に高く上がっているように映る。本来ならみんなそうであってしかるべきなのに……。
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