2大会連続平泳ぎ2冠の北島康介(27、日本コカ・コーラ)と、フィギュアスケート男子銅メダルの高橋大輔(24、関大大学院)。2012年のロンドン五輪に向けて本格的な戦いが始まった今、日本五輪史上初の快挙を遂げたメダリスト2人が初めて顔を合わせ、世界で戦ってみてわかったこと、今後について語り合った。
高橋「表彰台ですごい幸せだな」
北島 本格的に練習を再開したころ、高橋君の五輪の姿をテレビで見て、また五輪への思いが芽生えたんだ。あの銅メダルで、周りの環境以外で何か変わった?
高橋 3位では自分が納得しないと思ったのに、表彰台に立った時、すごい幸せな気持ちになったんです。今まで経験したことのない気持ち、いろんなものが報われたというか、安心感というか。
北島 分かるよ、すごく。どの表彰台とも違う。「マジ良かった、オレ」というか、あの感覚は乗ってみなきゃ分からない。初めて出た五輪との違いは?
北島「スタート前、手が震えて」
高橋 トリノは五輪という意識がなかった。試合が始まった瞬間、メディアや会場の雰囲気がガラっと変わったと感じて、その緊張感に負けた。
北島 一緒。シドニーは17歳だったからイケイケで、自分に対して「やってやれよ」とツンツンしてたけど、スタート前、手が震えて水泳帽がかぶれない。「うわあ、なんだこれは」って。気づいたら4位で終了。悔しいのかも分からず、「五輪ってすげえ。メダルとりたい」と思った。
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