男子ゴルフの芹沢信雄プロを招いて11日、「ゴルフ、ここだけの話」と題した電子版スポーツセミナーが東京・丸の内で開催された。運動部編集委員の吉良幸雄とのトークショーで、芹沢プロは自らが率いるチーム(昨年の日本シリーズJTカップを制した藤田寛之プロ、そして宮本勝昌プロ、上井邦浩プロらがメンバー)の秘話を明かすとともに、石川遼選手やアマチュアの松山英樹選手などについて語った。
■スキー費用稼ぐためのキャディーがきっかけ
吉良 高校時代に国体のスキーの選手だったこともある芹沢プロですが、スキーの費用を稼ぐためにキャディーをしたのがゴルフを始めたきっかけだった、と聞いています。
芹沢 スキーをやるので少しでも資金を稼ごうと思っていたら、「キャディーをやればいいよ」って言われたんです。たまたま地元の知り合いがゴルフ場のオーナーだったので、高校1年のときにキャディーをやったのがゴルフとの出会いでしたね。そのときは、まさか自分がプロゴルファーになるとは思っていませんでしたが……。
吉良 初優勝は(1987年の)日経カップ。覚えていらっしゃいますか。最終日は9位発進。上にはジャンボ3兄弟もいました。そういう選手たちを逆転して……。
芹沢 優勝なんかまったく考えていなかったのですが、最終日に僕がベストスコア(66)を出して……。最後、(尾崎)直道さんが1メートルか1.5メートルのパットを決めていたらプレーオフだったんですよ。それで、素直に「外してほしい」と願っていました(笑)。プレーオフになったら負けると思っていたので。そうしたら、本当に直道さんが外してくれまして。(優勝できて)本当にうれしかったです。
■スイング改造があだに
吉良 97、98年はシード落ちもされましたが、そうしたことを乗り越えて復活した理由はどこにあるのですか。
芹沢 (シード落ちした)原因があるんです。96年に当時メジャー大会の一つだったマッチプレー選手権でたまたま優勝してしまったんです。(メジャー大会なので)勝ったことで5年間のシードがもらえるじゃないですか。プロゴルファーは、翌年のシードを取ろうと思って1年、1年、一生懸命にやるものなんですが、5年のシードをもらってしまったんです。
それで、この機会にと思ってスイング改造をしたんです。当時、自分では「飛ばない」ってイメージがあったので、飛ばそうと思って。36歳になって初めて取り組んだ結果がミスだったということですね。聞いたら、「20代だね。直すなら」って言われました。「先に言ってくれよ」と思いましたが(笑)。
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