セ・リーグの新人王になった沢村拓一(巨人)が、このオフ結婚した。まだ23歳というから若いけれど、プロ野球選手は早婚がいいというのが古くからのセオリーで、選手生活にプラスになるだろう。
私が結婚したのは22歳のとき、同僚の稲尾和久も22歳で身を固めた。昔は一丁前になったらすぐ結婚するのが当たり前だった。悪い遊びにはまって身を持ち崩すことがないように、というのが早婚が奨励された理由だろうが、私が一番ありがたいと思ったのは食事のことだ。
昭和30年代の初めまでは合宿所の食事もまだ魚が主で、肉はあまり出なかった。西洋料理を学んでいた妻にシチューなどの肉料理を作ってもらっただけで、もう気分はポパイ。「これで外国人選手に負けないパワーがつくぞ」と思ったものだった。
ナイターのあとの夜食も助かった。寝る前に食べ過ぎると体によくない。といって食べずに我慢することもできない。そんなときに妻はしょうゆとバターで味付けした小さめのおむすびを、天火で焼いて出してくれた。
8年目のセ・パ交流戦が始まった。目新しいカードの真剣勝負がみられるのが売りだけれども、12球団しかない日本では組み合わせも限られ、そろそろ飽きてきた。
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