ニュージーランドで開催されるラグビーのワールドカップ(W杯)まであと1カ月を切った。日本代表は9月10日のフランス戦を皮切りに16日にニュージーランド、21日にトンガ、27日にカナダと予選を戦う。ジョン・カーワン・ヘッドコーチが掲げるW杯2勝という目標は達成できるのか。ニュージーランドやイタリアなど海外でプレーした経験を持つ元日本代表の四宮洋平氏に日本の勝算を聞いた。
■NZは世界最強、母国開催で鼻息荒い
――フランス、ニュージーランド、トンガ、カナダという予選の組み合わせをどうみるか。
「母国開催のニュージーランドは間違いなく現在の世界最強チームだろう。同じく母国開催だった1987年の第1回大会以来の優勝を狙っていて、鼻息も荒い。当然、日本にとって一番の難敵で、非常に厳しい戦いになる」
「95年の第3回大会で日本は17―145で完敗した。このときと同様に、ニュージーランドは今回も日本相手に手を抜いたり、なめてかかってくることはないだろう。私も5、6シーズンを向こうでプレーした経験を持つが、今大会に賭ける国全体の思いは非常に強い」
■フランスは絶不調だが…
「世界ランキング6位のフランスは『シャンパンラグビー』と表現されるように、シャンパンの気泡のように次々とフォローの選手が湧き出てくる攻撃が特徴的で、コンタクトする前にパスを出してボールを回すスタイルだ。通るか、通らないかのイチかバチかのパスが多いが、ミスを恐れずにやってくる。機能してくると、トリッキーなことも完璧にこなしてしまう」
「ただ、現時点で絶不調のようなので、日本はひょっとしたらいいゲームができるかもしれない。とはいえ、取りこぼしが少ないチームなので、強敵であることに変わりはない」
「トンガにはW杯の前哨戦ともいえる7月のパシフィック・ネーションズカップ(PNC)で、日本が1点差(28-27)で勝利した。とはいえ、試合をこなしていきながら成長していくのが彼らの特長で侮れない。カナダは前回大会で引き分けた相手。今回対戦する中では一番格下といえる」
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