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 未来面は、日本の将来像を読者、企業、記者の3者が一体となって考えていく新しい紙面です。大震災を乗り越え、この国をどう作りかえていくのか――。今年度の通年テーマは「○○○○○日本を始めよう」です。
 次回のテーマは「ブランド力のある日本を始めよう」です。
 原子力発電所事故などを通じて「安全・安心」という日本のブランドイメージは大きく揺らぎました。世界的なヒット商品を見る限りでも日本企業発のブランドは影の薄い状況にあります。国としてのブランド再建を果たす、あるいは国内外の市場を席巻する新ブランドを生み出す力を高めるためのアイデアを広く募集します。
投稿はこちらから。

日本の課題を克服し、成長の芽を探る『未来面シンポジウム』を2月15日に開催致します。お申し込みはこちらからお願いいたします。締め切りは1月31日です。

技術で未来を拓く日本を始めよう 読者からのアイデア 第11回(1月9日)

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2012/1/9 3:30
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 大震災を乗り越え、この国をどう作りかえればよいか。未来面では「技術で未来を拓(ひら)く日本を始めよう」のテーマで読者のアイデアを募集したところ、熱意のこもった投稿を多数いただきました。紙面掲載分に加え、当コーナーでその一部をご紹介いたします。

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成長に向け新たな知と技術の集合体を各地に構築

藤木信右(62) 京都府 無職

 日本はものづくり大国であり、特に自動車・半導体産業などで、ものづくりのための知識、技術、文化や風土が蓄積されています。これら無形の資産を、日本に必須の成長分野である環境、エネルギー、医療・介護などの産業に取り入れ、最大限に活用する仕組みの構築を提案します。蓄積してきた技術に磨きをかけ、新しい専門技術や知識と融合すれば、ものづくり大国の新しい可能性が開けると思います。そのためには国や自治体が連携し、現在それぞれの成長産業で、先端的なコア技術の開発に重点的に取り組んでいるエリアを戦略拠点として指定し、関連技術を持つ企業、大学、研究機関などを結集させるべきです。その促進策として、資金調達や税制の面での優遇や奨励制度などをエリア内で実施し、それぞれが得意技を持ち寄る複合的な知・技術の集合体を形成して世界でも競争力のある新技術、新商品の創出につなげます。これらの成果は世界各国でも今後不可欠となるので、輸出も期待できるでしょう。また、技術人材の育成を推進するため、大学・高等専門学校も、所属するエリアで求められる分野の教育・研究課程を設置することなどを検討する必要があります。

ガンダムを作る

下鶴秀幸(47) 福岡県 会社員

 日本が未来を拓(ひら)くためには、技術力を総動員した新たな「パッケージ」を示すことが必要です。例えば、原発などの過酷な環境で人間の活動範囲を飛躍的に広げるための人工外装、「モビルスーツ」のようなものに取り組むのも一案です。かつて米国は、人類を月に立たせるという夢を実現しましたが、この計画を支えたのはロケットと宇宙技術だけではありません。様々な周辺技術の革新があってこそなし遂げられたのです。「月に立つ」という明快な目標を掲げたことも成功の要因だったのです。

技術マネジメント力

岩崎由里子(27) 千葉県 プラントエンジニアリング

 資源に乏しく技術力で成長してきた日本ですが、労働単価の低い他国の技術力も向上しています。今後は技術をどう活用できるかといった「技術をマネジメントする力」が重要になってくるのではないでしょうか。命令されたことを着実にこなす日本人の真面目さは世界で抜きん出ていますが、この真面目さに考える力と提案力が加われば、モノづくりを根底においた新たな価値を生み出すことができるでしょう。グローバル化の中においても強いブランド力になると思います。実現に向け、教育現場において人と異なることを恥ずかしがる風潮を一掃し、自ら考えて提案したり、人の意見を聞いて逆提案したりするような、ディスカッションの時間を設けることを提案します。

次回テーマ「ブランド力のある日本」を実現する皆さんのアイデアを募集しています。投稿はこちらからお願いいたします。締め切りは1月22日です

空き教室でものづくり伝授

上西正久(72) 群馬県 金属部品会社役員

 日本はものづくりで高度成長を遂げた国であり、ものづくりが今後も生きる道である以上、外国語と同様にその教育が絶対に必要です。そこで、今増えている空き教室を利用し、多くの元気なシニアが先生役を担う「ものづくり教室」を提案します。休み時間や放課後に自由に出入りできる教室を学校に設け、特技を持つシニアが子どもたちに様々な作業を見せ、教える。一緒に楽しみながら「現在の豊かさが先輩たちのものづくりの技術によってもたらされたこと」を伝えたいです。必修科目にできればなおいいでしょう。現職教師の負担減にもつながります。社会経験豊かなシニアとのふれあいは、子どもたちの社会教育にも大いに資するはずです。

匠を知る旅

佐藤弘幸(39) 神奈川県 運輸サービス

 震災をきっかけに日本人がもともと持っていた「絆」や「たくましさ」に改めて気付かされたように、自分たちが気付いていない「匠(たくみ)の技」が日本にはまだ眠っているのではないでしょうか。まずそれらを知ることが大事だと思います。そこで提案したいのが、「匠」を知る旅の企画です。旅行会社や自治体、また匠の方々の団体などが連携し、匠の技に触れる旅を企画するのです。対象は日本人だけでなく外国人旅行者まで広げます。日本人は、自分たちが知らなかった「匠の技」を発見し、日本の技術力に誇りと自信を持つことができますし、外国人には日本の素晴らしさをまたひとつ知ってもらうことができます。何よりもそのような反響によって匠本人が自分の技術力を再発見・確信することができます。ただし、気を付けなければならないのは、あまり「観光」にならないこと。すなわち、あくまで匠が普通に仕事をしているところを見せてもらうような仕掛けが必要です。

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