日本経済新聞

2月4日(土曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

先輩と新人、お互いのここが気になる! 何でもランキング
常識力磨き、脱「指示待ち」

(1/3ページ)
2010/6/26付
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷

画像の拡大

 新年度が始まって3カ月。新入社員も職場に慣れてきたころではないだろうか。新人を日々指導する先輩社員に「気になる新人の言動」を、新人には「改めてほしい先輩の言動」を尋ねたところ、双方の意識の違いが浮かび上がった。

 先輩たちが最も問題視したのは「メモを取らずに同じことを何度も聞く」。メモ取りは仕事の基本。きちんとできないと、5位の「同じミスを何度も繰り返す」ことになる。「同じ仕事を数日後に頼んでも、メモしないから前回の注意点を忘れている」(35歳男性)

 一方、新人側の本音を見ると、1位は「あいさつをしたらきちんと返して」。リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)研究員の配島大気さんは「新人があいさつしているのに顔も上げないといった態度は、ビジネスマナーを身につけるうえで悪い見本になる」と助言する。

 全体的に社会人の基本動作に関する事柄が上位に目立つが、両者の考え方の差が大きく表れたのが、積極性に関する項目だ。先輩は「指示待ちで言われたことしかやらない」(3位)と感じているが、新人は「指示はこまめに出して」(3位)と思っている。

 今年の新入社員は、学校で学習内容や授業時間が減った「ゆとり」教育を受けた第1世代。新人研修を手掛けるウィル・シード(東京都渋谷区)のシニアコンサルタント、浅野寛信さんは「与えられた課題にはまじめに取り組むが、自分で考え応用するのが苦手な傾向がある」と分析する。

 もちろん個人差があり、どの時代の新人にも当てはまる事柄だが、先輩は今年の新人には強く感じているようだ。5年前の新人と比べた場合、際だって気になる点を尋ねると、「指示待ちで言われたことしかやらない」が最多だった。新人からも「どこまで一人でやっていいのか分からない」(22歳男性)など不安の声が寄せられた。

 浅野さんによると、2005年入社組の前後からこうした傾向が出始め「自己主張が強い半面、注意されるとすぐめげるなどストレスへの耐性が低い」という。

 お互い嘆いてばかりもいられない。配島さんは「人員削減や業務の細分化で、新人の仕事はより難しくなっている」と指摘する。まじめさや情報処理能力の高さなどの長所を生かし、戦力になってもらうには「1年間は丁寧に仕事の意味と理由を教え、自立に向かって手助けをする姿勢が欠かせない」(浅野さん)。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷

【PR】

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 8,831.93 -44.89 3日 大引
NYダウ(ドル) 12,862.23 +156.82 3日 16:30
英FTSE100 5,901.07 +105.00 3日 16:35
ドル/円 76.56 - .58 +0.38円安 4日 5:47
ユーロ/円 100.66 - .70 +0.50円安 4日 5:48
長期金利(%) 0.950 +0.005 3日 15:05
NY原油(ドル) 97.84 +1.48 3日 終値

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について