もうすぐ夏休み。旅行などで家族そろって外出したり、一人で趣味に没頭したりと、普段より娯楽やレジャーに充てる時間を増やそうと考えている人も多いだろう。「日経生活モニター」に登録する読者を対象に娯楽・レジャー費に関するアンケート調査を実施したところ、何らかの節約術を実践しているとの回答は約5割(48.2%)だった。

実践している節約術として数多く寄せられたのが「公共施設などの利用」。年会費などの負担の大きいスポーツクラブの代わりに市営の体育館を利用しているという東京都の女性(64)は「指導員に教えてもらった筋肉トレーニングを自宅で実践したところ、10カ月で腰痛とひざの痛みを克服できた」。近所の大学の公開講座で空手を習っているという東京都の男性会社員(52)も「月4000円で週3回のレッスンを受けられてとてもお得」と満足げだ。
「図書館を活用する」という声も多い。大阪府の専業主婦(55)は「新刊を予約して借りる」ことで、書籍代を節約している。島根県の専業主婦(46)は「購入代金だけでなく、買った本を置くスペースも節約できる」と「一石二鳥」を強調する。中には「高校生の息子に学校の図書館から借りてきてもらう」(岐阜県のパート・アルバイトの女性、50)という人もいた。
「アンケート調査に協力し、お礼でもらった図書カードなどを書籍代の支払いに充てる」(東京都の男性会社員、52)など、図書館の活用以外にも、読書に関する節約術が多く寄せられた。東京都の男性(38)も「金券ショップで額面より値下がりした図書カードを購入して支払う。紀伊国屋書店など支払いに利用できるポイント制度を設けている店で使えばかなりお得」と言う。「読み終わった新刊本はインターネット取引ですぐに売る」(東京都の男性会社員、37)、「文庫化されるまで買うのを待つ」(滋賀県の男子学生、18)といった方法もあった。
地方自治体などが運営する以外にも、お得に利用できる施設はある。神奈川県の専業主婦(54)のおすすめは、日本銀行の貨幣博物館(東京・日本橋本石町)。「入場無料で内容も興味深く、子供のためになる」。東京都の専業主婦(40)は「科学館や史料館など、企業が運営する施設は入場が無料なだけでなく、子供も喜ぶ内容が多い」と評価する。楽しめるのは子供だけではない。愛知県の女性会社員(37)は「デートでビールの工場見学に行く。できたてのビールを無料で飲めて大満足」と絶賛する。
近場への外出の定番と言えば映画館。「レディースデー」や「メンズデー」など割引を受けられる特定の日を選んで見に行く人は多い。一方、DVDで見られるようになるまで待つ「自宅鑑賞派」も意外と多い。東京都の男性会社員(47)は「半年ほど待ってから借りると旧作扱いになるので安く借りられる」。「映画館にはマナーの悪い人もいる。自宅でDVDで見た方が落ち着いて楽しめる」(東京都の専業主婦、60)といった理由もあるようだ。
夏休みは旅行など、まとまった日程で遠出する絶好の機会でもある。愛知県の男性会社員(32)は「宿泊を伴う旅行は会社の保養施設を利用する」と話す。友人の勤務先の保養所を利用するという愛知県の女性公務員(55)も「施設はホテル並みだが、料金は安い」という。
旅行にかかる費用を節約するコツは「ピーク時を外すこと」(愛知県の男性会社員、43)。「1週間違うだけで、旅行代金が30%安くなる」(福岡県の女性会社員、32)こともあるそうだ。
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