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『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』花輪陽子氏
著者行間を語る

2011/7/20付
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

 ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。私は今、テレビや雑誌・書籍などを通じてお金の情報を発信させていただいております。こんな私ですが、数年前まではリボ地獄に陥っていた「ダメダメOL」でした。仕事、婚活、人間関係などのストレスをショッピングで晴らしていたからです。やっとの思いで借金を返済し、彼とゴールイン!……と思いきや、新婚早々、夫婦同時に失業してしまいました。こんな波乱万丈な私自身の実話をコミックエッセイにしたのが『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)です。

「貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで」

「貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで」

 本書では自分自身の“負の部分”にフォーカスして、いかにしてお金という魔力に溺れていったのかを描いています。なぜなら、私のまわりを見渡すだけでも、主人公の「陽子」と似た問題を抱えた「隠れダメダメさん」はとても多いからです。仕事、子育てなどそれぞれストレスの原因や程度の差はあるものの、理屈では説明がつけられない衝動買いを繰り返したり、「なぜかお金が貯まらない」という人は少なくありません。そんな方々に、私の「ダメさ加減」と、そこからどんなふうにして立ち直ったのかを知っていただきたいと思ったのです。

 そして最大のメッセージとして、いくつになっても人は変われるということをお伝えしたいと思いました。私自身、自分を変えるきっかけになったのが1冊の本との出会いからでした。私の本もそんな「きっかけ」になることができればと思い、借金地獄の恥ずかしい過去もさらけ出して執筆した渾身の1冊です。

「かしこい節約生活」

「かしこい節約生活」

 最新刊『かしこい節約生活』(だいわ文庫)では“裏メッセージ”としてお金やエネルギーの貴重さをお伝えしたいと思いました。節約はケチではなく、大切な収入を無駄使いから守るもの。「夫婦同時失業」という痛みを伴う教訓から学んだことは「資源には限りがある」ということ。自分自身を資源として例えるのなら、働ける期間には限りがあります。エネルギーも同じで将来のためにとっておかなければいけないのです。大量浪費のライフスタイルに浸り、お金とエネルギーの「ダダ漏れ」状態になっているようであれば要注意です。我が家では電気代を1カ月2000円台にすべく様々な試みを行いました。夏場にクーラーもつけずに熱中症になりかけたりもしましたが、こうした実体験をもとにした「無理なく効果のある」節電方法も満載です。電気不足が叫ばれる中、「かしこい節約生活」を実践することは社会貢献にもつながります。

 私はこれまでお金の本を4冊書いてきましたが、執筆中にいつも頭に浮かべていることは「パートナーシップ」や「ライフスタイル」についてです。私の本の「主」はあくまでも一人一人のかけがえのない人達のための「ライフスタイル」であり、お金はあくまでも「従」です。お金に物を言わせない自分らしい生き方ができるような本を書き続けていきたいと思います。

花輪陽子(はなわ・ようこ) ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)、日本FP協会「くらしとお金の相談室」2011年度相談員。1978年、三重県生まれ。元外資系の投資銀行勤務。著書はこのほか『夫婦で年収600万円をめざす!二人で時代を生き抜くお金管理術』(ディスカヴァー)、『夫婦同時失業から復活したFPが教える、節約せずに年間200万円貯める方法』(大和書房)など。日経マネー、日経ウーマンオンラインなどで連載するほか、テレビ朝日系『モーニングバード!』に出演中。


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