【ワシントン=御調昌邦】全米不動産協会(NAR)が24日発表した7月の中古住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で383万戸となり、前月に比べ27.2%減った。前月比マイナスは3カ月連続。水準は同じ基準でさかのぼれる1999年以降で最低となった。前年同月に比べると25.5%落ち込んだ。米政府の住宅減税が4月末で終了したことに伴う影響が大きいが、厳しい雇用情勢も住宅販売を下押ししたとみられる。
7月の販売件数は市場予測(約472万戸)を大幅に下回った。同時に発表した中古一戸建て販売件数は337万戸で、前月に比べ27.1%減。同統計は中古住宅販売全体よりも前のデータがあり、これで比べると水準は95年5月以来約15年ぶりの低さとなった。
販売件数を地域別にみると中西部が前月に比べ35.0%減の80万戸となり、特に大きな落ち込みを示した。その他の地域も前月比で20%を超える減少幅を記録した。
NARは「住宅販売の低迷は9月まで続きそうだ」との認識を示した。ただ住宅ローン金利が低い水準で推移しているうえ、価格に値ごろ感が出ている点も指摘した。
中古住宅の販売価格(季節調整前)は中央値で18万2600ドルとなり、前月に比べ0.2%低下した。前年同月比では0.7%上昇した。中古住宅に関してはローン返済に苦しむ借り手が後を絶たず、差し押さえの増加によって在庫が膨らんでいるとの見方が根強い。
全米不動産協会、中古住宅
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