米調査会社のアイサプライは17日、2010年1~3月期の携帯電話世界シェアをまとめた。首位のフィンランドのノキアなど上位メーカーが軒並みシェアを落とす一方、スマートフォン(高機能携帯電話)を主力とするカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)や米アップルのシェアが上昇。スマートフォンが市場をけん引する傾向が強まっている。
「ブラックベリー」を手掛けるRIMのシェア(出荷台数ベース)は09年10~12月期より0.6ポイント高い3.6%、「iPhone(アイフォーン)」のアップルは0.4ポイント高い3%になった。RIMの順位は8位から5位、アップルは9位から6位に上昇した。
一方、ノキアなど上位4社の順位は10~12月期と変わらなかったが、2位に入った韓国のサムスン電子を除く3社のシェアは0.5~0.8ポイント低下した。
また、米モトローラは出荷台数が10~12月期より約3割減ってシェアも0.6ポイント減の3%に減少。順位は6位から8位に後退してRIMとアップルに抜かれた。
アイサプライによると、2010年の携帯電話市場全体の伸び率は前年比11.3%にとどまるが、このうちスマートフォンは35.5%増となる見通し。英ソニー・エリクソンがスマートフォンの強化により事業の立て直しを進めているほか、順位を落としたモトローラも同様の戦略をとっており、各社のスマートフォン強化と同市場における競争激化が進む見通しだ。
(シリコンバレー=奥平和行)
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