任天堂は23日、専用のメガネをかけなくても3D(3次元)映像でゲームを楽しめる携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」(仮称)を2010年度中に日米欧で発売すると発表した。薄型テレビや映画で広がる3D機能をゲームに取り入れることで、ソニーや米アップルの携帯型端末との違いを打ち出して販売をてこ入れする。裸眼で3Dを楽しめるのは、世界で普及するゲーム機としては初めて。
新DSは10年後半に発売される見通し。「ニンテンドーDSi」以来2年ぶり2度目の大幅なモデルチェンジとなり、裸眼で立体的な映像を楽しめるようにする。
3次元的な操作ができるスティックや、画面上のキャラクターの攻撃や衝突の動きをプレーヤーに振動で伝える部品を採用する方針だ。これらの操作方法は昨年末に特許を取得している。従来のDSシリーズのソフトでも引き続き遊べる。
通信速度や電池の持続時間も大幅に向上させる見通し。ゲーム機本体を傾けてゲームを操作できるよう、加速度センサーの搭載も検討中だ。画面サイズは昨年11月に国内で発売した「DSiLL」の4.2インチより小さい4インチ以下になる見込み。
DSシリーズは、カメラ機能を付加した「DSi」の発売から約1年が経過している。新作ソフトの発売も減少しており、新機種を投入する必要があると判断した。
米アップルの「iPhone(アイフォーン)」やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション・ポータブル(PSP)」は、音楽、映像、通信などマルチメディア端末としての多機能化を強めている。これに対し、任天堂はゲーム機能の充実にこだわることで独自性を訴える。
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