スマートフォン(高機能携帯電話)の人気は、「ガラケー」と呼ばれる従来の携帯電話を愛用してきた大多数のユーザーまで裾野を広げている。米アップルを初めとする海外メーカーの後じんを拝してきた国内大手メーカーは、ガラケーのヘビーユーザーもすんなり移行できるように工夫を凝らした新機種を矢継ぎ早に投入。ブームの火付け役だった米アップルの「iPhone(アイフォーン)」や、米グーグルのOS「アンドロイド」を搭載した既存の人気機種に対して、どのような利点があるのか。
各製品の特徴を競合製品との比較で分析した、日経産業地域研究所のコラム「新製品ウオッチャー」の記事で、ガラケーからの乗り換えに向く機種を調べた。
■テンキー付き折りたたみ式スマホ
シャープは、折りたたみ式のスマホ「アクオスフォン ザ・ハイブリッド007SH」(ソフトバンクモバイル向け)を発売した。キャッチフレーズの「スマケー(スマートフォン+ケータイ)」が示すように、従来の携帯電話の操作に慣れた人が対象。テンキー入力に慣れた女性向けの派生機種もある。ただし画面が他のスマホより小さく、画面を触って操作するには比較的使いにくいようだ。
■スマホ版「G-SHOCKケータイ」
耐衝撃性と防水・防じんなどタフさを前面に押し出したのが、NECカシオモバイルコミュニケーションズの「ジーズワンIS11CA」(KDDI向け)。カシオ計算機の腕時計「G-SHOCK」にちなんで「G-SHOCKケータイ」と呼ばれた携帯電話「ジーズワン」のスマホ版だ。「タフさ」は既存の人気機種にはない特徴で、一定のファン層をつかみそうだ。ただ、ワンセグ機能がないうえ、アンドロイドOSのバージョンアップに内蔵ソフトが素早く対応できるか不安が残る。
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