このアジアカップでは自慢の2トップである鄭大世とホン・ヨンジョがまったくの不調でほとんどチャンスの形さえつくることができず、無得点に終わったことの反省から、北朝鮮は05年のワールドカップ・アジア最終予選当時に監督だったユン・ジョンス氏を呼び戻し、6月からチームづくりを始めた。
■2005年の予選で日本を驚かせた攻撃的姿勢
ユン・ジョンス監督は攻撃的サッカーの信奉者。05年2月に日本と対戦したときには積極果敢なサッカーを見せた。
前半4分に小笠原満男(鹿島)のFKが決まり、日本が先制したものの、後半16分には見事な攻撃からDFナム・ソンチョルのゴールで同点に追いつき、なおも日本ゴールを脅かした。
このときは日本が後半ロスタイムの大黒将志(当時G大阪、現在横浜M)のゴールで勝ったが、思いがけない北朝鮮の攻撃的姿勢に驚かされた試合だった。
■梁勇基が左MFで攻撃をリード
今回、ユン・ジョンス監督は攻撃陣を大幅に組み替えた。
GKにリ・ミョングク、右サイドバックにチャ・ジョンヒョク、左サイドバックにチャン・グァンイク、センターバックにパク・ナムチョル(鴨緑江所属のDF。現在の北朝鮮代表にはもう1人同じ名前のMFがいる)とリ・グァンチョン、そしてボランチのひとりに安英学(柏)という守備のユニットは、昨年のワールドカップ、今年のアジアカップからほぼ不動だ。
しかし前線の選手たちは大幅に若返り、入れ替わることが予想される。
前監督の下では評価されなかったMF梁勇基(仙台)がレギュラーに浮上し、左のMFに入るのではないか。Jリーグで仙台の攻撃を牽引する梁勇基の運動量と正確そのもののCK、FKには注意が必要だ。
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