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岡山の浸水事故、トンネル掘削先端部で落盤か
海底にくぼみ

2012/2/8 11:11 (2012/2/8 12:49更新)
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 岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル事故で、トンネル先端付近の海底に直径約20メートル、深さ3.5メートルの不自然なくぼみがあることが8日、水島海上保安部の調査で見つかった。工事元請けの鹿島は掘削工事の先端部分で何らかのトラブルがあり、海水が一気に流れ込んだため落盤が起こり、くぼみができたのではないかとみている。

 一方、岡山県警が鹿島から関連資料の任意提出を受けたことが捜査関係者への取材で判明。県警は作業工程に何らかの落ち度があった可能性もあるとみて、業務上過失傷害容疑も視野に入れ捜査する方針。

 県警は行方不明者5人の捜索のため機動隊の水難救助隊11人を現地に派遣。立て坑には濁った海水やがれきが残っているが、二次災害が起きる恐れはないと判断し捜索を再開している。

 8日記者会見した鹿島の田代民治副社長らによると、事故直前の7日午後0時17分ごろ、トンネル内にいた「弘新建設」(愛知県知多市)の渕原義信さん(61)から、鹿島の機械電気系統担当の社員に「早く来てほしい」という趣旨の電話が入った。具体的内容は聞き取れず、社員は「電気的なトラブルではないか」と思ったという。社員は数分後にトンネルの入り口に駆けつけたが、既に水があふれていた。

 海底で見つかったくぼみについて、田代副社長は「トンネルの先端部で何らかの原因から異常出水が起こり、トンネル内に海水が流れ込んで壁が陥没したため、海底にくぼみができたのではないか」との見方を示した。

 鹿島などによると、海底トンネルは水島港を挟んで西側のA工場と東側のB工場をつなぎ、パイプラインで原料や製品などを相互に送るためのもの。工事はB工場から直径約11メートル、深さ約34メートルの立て坑を掘り、A工場まで海底下5~10メートルを水平に長さ約800メートル、直径約4.5メートルの横坑を掘る計画だった。

 工事は前面を掘りながら壁面も組み立てるシールド工法を採用。事故が発生した7日午後0時半ごろ、B工場の立て坑から約160メートル地点までシールドマシンで掘っていたという。

 鹿島によると、行方不明なのは弘新建設の渕原さんら3人と、東京都台東区の「弘栄建技」の真鳥晴次さん(43)ら2人。両社はいずれも鹿島の下請け会社。

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