国立感染症研究所は3日、1月29日までの1週間に定点観測している全国約5000の医療機関から報告された1施設当たりのインフルエンザの患者数が32都府県で警報レベル(30人)を超えたと発表した。関東地方以西を中心に流行が拡大。全国平均も同35.95人で、今シーズン初の警報レベル。前週は注意報レベル(10人)を上回る同22.73人だった。
「警報」は大流行の発生を、「注意報」は今後4週間以内に大流行が発生する可能性があるレベルを示す。全国平均は昨シーズンの1施設当たりの患者数の最高値31.88人を上回った。
感染研の推計によると、推定患者数は約173万人。年代別の患者割合は5~9歳が28.9%で最も多く、10~14歳が19.1%、0~4歳が15.0%。14歳以下が6割を超えた。検出されるウイルスはA香港型が最も多いという。
全ての都道府県で3週連続で患者数が増えた。都道府県別で1施設当たりの患者数が最も多かったのは福井(74.88人)。次いで高知(66.69人)と愛知(60.48人)、三重(54.58人)で50人を超えた。首都圏では東京が32.23人、千葉が38.06人だったほか、近畿では大阪が44.61人、和歌山が48.32人だった。
東日本大震災で大きな被害を受けた地域では岩手が45.52人、福島が39.25人で警報レベルを超えた。
厚生労働省は「人混みを避け、せきやくしゃみが出たらマスクを着用し、外出後は手洗いを心がけてほしい」と呼びかけている。
警報レベル、インフルエンザ
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