【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)統計局は6日、加盟27カ国の2011年9月末時点の政府債務データを公表した。ギリシャの債務の国内総生産(GDP)比率は159.1%と、6月末と比べて4.4ポイント上昇している。ポルトガルやアイルランドも同比率が上昇する一方、イタリアは低下するなど、ユーロ圏内の債務の状況にばらつきが出ている。
EU統計局が四半期別の債務データを公表するのは今回が初めて。従来は4月と10月に前年末の実績値を公表してきたが、四半期別のデータを示すことで欧州債務危機の実態や変化を迅速に把握できるようになる。ユーロ圏17カ国全体の債務のGDP比率は87.4%で、6月末比で0.3ポイント低下した。
ギリシャの債務は増え続けている。11年9月末時点の債務のGDP比率は1年前(138.8%)と比べても20.3ポイント上昇した。11年末時点で160%を突破するのはほぼ確実で、民間債権者代表との交渉が決着しなければ、中長期的に債務を持続可能な水準まで低下させるのはほぼ絶望的な状況だ。
「ギリシャの次」と金融市場で懸念されているポルトガルも9月末時点の債務がGDP比で110.1%となり、急ピッチで上昇中。アイルランドも上昇に歯止めがかからず、EUと国際通貨基金(IMF)の支援を受ける3カ国の債務増加が裏付けられた。
一方、イタリアは119.6%と水準こそ高いものの、3カ月前と比べると1.6ポイント低下。スペインは3カ月前比で横ばい。ドイツ、フランスの2大国はそろって債務の状況が改善した。
財政赤字をGDP比で3%以内に収める安定・成長協定(財政協定)違反としてEUによる制裁発動のリスクに直面しているハンガリーの場合、9月末の債務のGDP比率は82.6%。3カ月間の上昇幅は4.9ポイントとギリシャを上回り、EU加盟国で最大だった。
GDP、EU、ギリシャ債務、IMF
| 日経平均(円) | 8,556.60 | -172.69 | 23日 大引 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(ドル) | 12,496.15 | -6.66 | 23日 16:30 |
| 英FTSE100 | 5,266.41 | -136.87 | 23日 16:35 |
| ドル/円 | 79.47 - .50 | -0.04円高 | 24日 7:20 |
| ユーロ/円 | 100.08 - .12 | -0.59円高 | 24日 7:20 |
| 長期金利(%) | 0.860 | +0.005 | 23日 17:28 |
| NY原油(ドル) | 89.90 | -1.76 | 23日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。