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中国版GPS、衛星10基で本格稼働 民間に開放
自前で位置情報、軍の弱点補う狙い

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2011/12/27 20:33
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 【北京=森安健】中国政府は27日、中国版の全地球測位システム(GPS)を同日から民間向けに開放すると発表した。まず衛星10基を使い、中国とその周辺地域に限って位置情報を提供する。自動車のカーナビゲーションシステムなどの利用を見込む。自前の測位システムの本格稼働は、中国軍の弱点だったGPSでの米国依存を解消する狙いがある。

衛星測位システム「北斗」の開発の経緯
1994年北斗向けの衛星の製造に着手
2000年実験衛星2基を打ち上げ
03年実験衛星をさらに1基打ち上げ、測位システムのデモ運用を開始
07年「北斗」衛星の1号機打ち上げ
10年「北斗」衛星を5基打ち上げ
11年10基目の衛星が軌道に乗り、中国と周辺地域限定で測位システムが稼働。民間利用にも開放
<今 後>
  12年16基体制でアジア太平洋全域にサービス提供
  20年35基体制で全世界にサービス提供

 中国は2000年から産官学軍が連携し、独自の衛星測位システムの開発に着手した。今月に入って10基目の衛星が軌道に乗り、システムを動かす体制が整った。来年にはさらに6基を打ち上げ、アジア太平洋全域でサービスを提供する計画だ。16基の体制になれば、測位の精度は誤差25メートルから10メートルに高まるという。システムが完成する20年には35基の体制で全世界をカバーする方針だ。

 中国政府は27日、「北斗」と呼ぶ自前のGPSの信号に関する仕様を英語と中国語でウェブサイトに公開した。記者会見した中国衛星測位システム管理弁公室の冉承其主任は「仕様に関する情報は無料。内外の企業にアプリケーションの開発を促したい」と語った。

 GPSは複数の衛星が不特定多数に信号を発信し、地上の受信機で自分の位置や進路を確認する仕組み。カーナビのほか航空機や船舶の位置確認、災害時の状況把握などに使われる。携帯電話の情報サービスやゲームなどにも応用できる。

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