携帯電話会社3社の1月の純増数(新規契約から解約を引いた数)が7日出そろった。2011年12月に21カ月ぶりに首位に立ったNTTドコモが3位に転落した。11年12月の純増数を大きく押し上げたソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)製携帯ゲーム機向けプリペイド方式携帯回線需要の反動減が響いた。
NTTドコモは1月最終週に首都圏で通信障害を起こしたが「発生した週の販売が落ち込んだり、解約が増えたりはしていない」(広報)という。
好調が目立ったのは2位に浮上したKDDI。1月はクリスマス商戦の反動で純増数が落ち込みやすいが、11年1月実績から3社の中で唯一純増数を増やした。iPhone4Sの供給体制を強化し、販売店での品切れを避けたほか、富士通と富士通東芝モバイルコミュニケーションズの「ARROWS ES」が人気を集めた。11年9月以降、転入が転出を上回り続けており、高機能携帯を軸に乗り換え需要をとらえていることがうかがえる。
携帯電話が幅広く普及した今、各社はスマホ機種の拡充や割安なサービス料金で転入を促そうとしている。SBMは学生を対象に割り引くサービスを1月から始めたほか、KDDIも乗り換えキャンペーンの一環として端末代金を値引きしている。NTTドコモも「他社ほど力を入れていなかった転入需要を掘り起こすため、乗り換えた顧客を対象に一定の加入条件で通信料金の割引額を増やすほか端末購入代金を割り引くなどキャンペーンを始めている」と話している。
▽携帯3社の純増数
2012年1月 2011年1月 2011年12月
ソフトバンク 22万6600件 24万 600件 37万7300件
KDDI 18万1100件 6万7000件 29万4300件
NTTドコモ 8万5800件 13万4000件 42万9900件
〔日経QUICKニュース〕
NTTドコモ、ソニー・コンピュータエンタテインメント、SBM、ソフトバンクモバイル、携帯電話、アップル、ソフトバンク、iPhone、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ、富士通、KDDI
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