最近、日米ともに社債の人気が高まっています。事実上のゼロ金利政策が続いた結果、国債の利率や利回り、定期預金の金利などが過去最低水準まで下がっており、投資対象として魅力がなくなっているのが最大の理由です。国債の利回りや定期預金の金利と比べると社債の利回りは高めで、投資対象としてまだいくぶんは魅力がある、というわけです。
個人向け国債にも固定金利型の3年物と5年物、変動金利型の10年物の3種類があり、金利は2012年9月募集分で3年物0.07%、5年物0.17%、10年物0.53%です。これに対して個人向け社債の利回りは4~5年物で0.5~1.0%程度ですから、国債より利率のよい社債に投資資金が集まっているのです。
また社債は満期までの期間が3~5年程度中心と、10年物が中心である国債と比べ短いのも魅力です。
ちなみに社債の売買単位は機関投資家向け社債が1億円なのに対して、個人向けは10万円、100万円と小口になっています。
その半面、社債には国債にないリスクがあります。発行企業がデフォルト(債務不履行)に陥ると、投資した資金の全額が戻ってくるとは限らないことです。
デフォルトになっても、担保付き社債であれば担保の売却により元本と利息はほぼ全額回収することが可能です。ところが無担保社債の場合は、発行企業の資産を売却して債務などを返済し、残った資金を投資家に分配する手順になるため、社債の弁済率(回収率)は10~30%程度と低くなるのが一般的です。 また、社債を満期前に売却する場合には購入した証券会社が買い取ってくれますが、格下げなどで人気が低下した企業の社債は不利な条件でしか買い取ってもらえず、元本割れになる可能性もあります。
| 会社名 | 関連リンク |
|---|---|
| ソニー |