来週12日は中秋の名月。2005年以来6年ぶりに満月となる。10月初旬には13年ぶりにジャコビニ流星群の出現も期待される。そんな秋の夜空をスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を頼りに楽しんでみてはいかが。月の出を教えてくれたり、星座を教えてくれたり。アプリを活用すれば天文学者の気分を味わえる。
「あれがベガなんだ」。東京都の会社員、村上紗織さん(30)は8月に神奈川・箱根で夜空を楽しんだ。お供はアップルの多機能情報端末iPad2(アイパッド2)。天体観測アプリ「スターウォーク(Star Walk)」(450円)を立ち上げカメラを空に向けると、画面にその方角の星座などを重ねて映し出される。画面のタッチ操作で星や流星群の解説を見たり、見たい星を検索したりすることもできる。
■昼間の空にも対応
旅行が趣味の村上さんは、北海道や九州などでも同アプリで星空を楽しんだ。「目前の空に重ねて星が映し出されるのでリアル。昼間に楽しめるのも魅力」と満足げ。同アプリはiPhone(アイフォーン)向けも250円で販売されている。
小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還などがきっかけになり、宇宙に興味を持つ人が増えているという。スマートフォンや使いやすい天体観測アプリの登場で、専門書などを見なくても星空に親しめるようになったことも大きいようだ。
星空観察を主催する民間団体「星空公団」が利用するiPhoneアプリ「iステラ」(iPad用は「iステラHD」、800円)もその一つ。ソフト開発のアストロアーツ(東京・渋谷)が販売している。
特徴は充実したデータ。約1万6000の星、88の星座データが入っており、端末を空にかざせば画面に示される。中上級者のニーズにも応える情報量という。「またたきなど実際の星空の再現にこだわった」(アストロアーツ)という画像の美しさも魅力だ。米グーグルが基本ソフトを提供するアンドロイド端末用のアプリ(1000円)も来週発売する予定。アンドロイド端末向けでは無料の「グーグル・スカイマップ(Google Sky Map)」も人気がある。
アイフォーン、アイパッド、アップル、Google、ウェザーニュース、古川聡、ISS
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