年末に引き続き、宴会シーズンの1月。家族や友人、仕事仲間と会食する機会も多いだろう。食事のマナーには意外にタブーとされる行為が多い。それを知らないと、気づかないうちに恥をかいたり、ほかの人を不快にさせたりする。専門家に食事のマナーについて聞いた。
フードプロデューサーで『グルメ以前の食事マナーの常識』の著書がある小倉朋子さんは、和食でよく見られるタブーに「手皿」を挙げる。手皿とは、箸で料理を口に運ぶ時に、左手を食べ物の下に添える動作。「上品だと勘違いしている人が多いが、『私は下手な食べ方をしている』とアピールしているようなもの」と小倉さんは指摘する。
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料理や汁がこぼれそうなら、取り皿や蓋を受け皿にするか、懐紙を手に持って受けるのがマナーだ。
箸使いでよくあるマナー違反が、食器の上に箸を置く「渡し箸」。小倉さんは「汚れた箸先を人に向けて見せるという意味でも、料理の上をまたぐという意味でも失礼」と話す。マナーとは決まりきったルールではなく、人や食事を大切にする心から自然と表れるものだという。
食事中に話していて、つい興奮して箸を持ったまま「そうそう!」と上下に振る「振り上げ箸」や、「あなたはどう思う?」と相手に箸先を向ける「指し箸」もやめよう。「箸先を手の甲より上に向けるのは厳禁」と忠告する。
自分の近くに食べたい料理がない場合は、ほかの人の目の前に手を思い切り伸ばして取るのではなく、「その大皿を渡していただけますか」と頼むか、「少し取っていただけますか」と小皿を渡すようにしたい。
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