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人の顔と名前、どうやって覚える?
目、耳、口、五感使って繰り返す

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2010/9/10 7:00
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 「この人の名前、なんだっけ」――。久しぶりに会った人の名前を思い出せなかった経験は誰しもあるはず。相手の名前を間違って口にしてしまったら仕事では営業に影響も与えかねない。ビジネスの世界で名前と顔、会社名を覚える「記憶の達人」にコツや心構えを聞いた。

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人の顔を覚える時のコツを話すリーガロイヤルホテルチーフドアマンの安岡貞良さん(大阪市北区)
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人の顔を覚える時のコツを話すリーガロイヤルホテルチーフドアマンの安岡貞良さん(大阪市北区)

 5千人の顔と名前、会社名と自動車のナンバーを覚えている「達人」がいる。リーガロイヤルホテル(大阪・中之島)のチーフドアマン、安岡貞良さん(45)だ。正面玄関に高級車がついた瞬間、車のナンバーで誰の車か見分け、名前を呼びながら出迎える。大規模なパーティーでは、宴会場から怒とうのように出てくる企業のトップの姿を目にするやいなや、矢継ぎ早に車を呼ぶ。

 顧客サービスに欠かせない顔と名前の認識。安岡さんは「五感を使って覚え、それを繰り返す」と秘訣を打ち明ける。まず、覚えようとする人の顔を見る。コツは「鼻を中心に目、輪郭と顔の特徴をつかんでいく」。芸能人の誰に似ている、どの動物に似ているなど印象を確認しながら、名前を落書きするように何度も書く。声に出すことも欠かさない。

 女性の場合は髪形やメーク、ファッションで様子ががらりと変わる。まゆ毛でも印象が変わるので、「髪形、メーク、まゆ毛では覚えない」と話す。分からないときはそのままにせず、確認することも重要だ。安岡さんは顧客名が分からないときはフロント係に「あの方はどなたですか」と必ず聞くという。目、口、耳、手と、自分の感覚すべてを使って繰り返し覚える。地道な作業だ。

 大阪ガス行動観察研究所の松波晴人所長(44)によると、「『顔は覚えられてもなかなか名前が出てこない』という人は多い」という。顔は「見る」という体験を通じているため心に残りやすいが、名前はいわば単なる「記号」で記憶の形になりにくいという。

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