ネットブックやパソコンの持ち歩きは今や見慣れた風景。どこでも調べ物や仕事ができるのは便利だ。だが、作業中に電池切れで使えなくなることも。そんな時、街中の充電スポットが頼りになる。都市部を中心にコンセントを借りられる店などが増えており、場所をまとめたサイトも登場している。いざという時に備え、覚えておこう。
「この近くではあの喫茶店で充電できるはず」。東京の投資教育会社に勤める岩井和希さん(28)は営業の外回り中にノートパソコンの電池残量が気になると、検索サイトで充電できる店を探し立ち寄る。「サイトのおかげで電池の心配をせず仕事ができる。快適快適」
■PC電池切れが悩み
日本エイサー(東京・新宿)が2009年8月、20~49歳のポータブルパソコンを持つ男女に調査したところ、6割が移動中に電池切れになることが多いと回答。74%が充電用アダプターを持ち歩いていると答えた。外出先でパソコンを活用する場面は増える一方。街中で充電が必要になる人も多いようだ。そんなニーズに応え、顧客に電源を貸す飲食店などが目立ってきた。
いち早く対応したのは「喫茶室ルノアール」や「cafe Miyama」を展開する銀座ルノアール。同社のサイトの店舗紹介では店ごとに顧客が使える電源の有無を紹介している。
東京の不動産会社で働く杉本禎浩さん(26)は同社のサイトを活用するひとり。出かける前には目的地付近の充電できる店を確認する。「出先で資料作りをすることもある。充電できる店なら安心」という。
利用者から情報を募って、充電拠点を紹介するサイトも登場した。サイト制作のカレコミ(東京・港)が運営する「ハックスペース」だ。東京都内や横浜周辺で電源の利用許可を確認したカフェなどを300カ所以上紹介している。喫茶室ルノアールのほか、スターバックスやマクドナルドなどの店舗の情報が豊富に得られる。ただ、運営担当者は「店側が方針を変えることもある。利用する際は必ず店の人に確認してほしい」と話している。
アパレル会社の経営者、林大勇さんが5月に立ち上げたサイト「電源カフェ」も参考になる。首都圏中心に約350店の充電できる店を紹介している。情報はすべて林さん自ら店や施設に連絡を取って確認している。サイトの無料会員になれば、コンセントの場所や施設の雰囲気も確認できる。