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オタクも女子高生も熱狂、150億円市場生んだ「けいおん!」人気の理由
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2012/1/9 7:00
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 2007年から4コママンガ月刊誌で連載、深夜アニメになったのはわずか2年半前のこと。その後、Blu-rayやCD、グッズから、劇中でキャラクターが使用する製品までがバカ売れする“社会現象”にまで発展した。アニメとは縁遠かった中高生女子まで夢中にさせた『けいおん!』とは? 2011年12月に公開された劇場版が興行収入10億円を超えるヒット。その人気の秘密を、あらためて徹底検証する。

(原画/坂本一也 彩色/津田幸恵 背景/竹内友紀子 撮影/山本倫)

(原画/坂本一也 彩色/津田幸恵 背景/竹内友紀子 撮影/山本倫)

 テレビ放送の拡大、豊富なグッズ展開、数百万枚に及ぶパッケージの売り上げ…。平日25時台の深夜アニメとは思えないヒットの数々を生んできた『けいおん!』。2011年12月3日から劇場公開され、興収10億円を超えるヒット。TBSのアニメ全体を統括し、同作のテレビアニメと映画のプロデューサーを務める中山佳久氏も、その広がり方から「突出した作品力を持ち、10年に1度出るかどうかのコンテンツ」と語る。まずはこれまでの『けいおん!』現象を振り返っておきたい。

 もともとは『まんがタイムきらら』に連載されていた4コママンガだが、人気が急上昇したのは、2009年4~6月に第1期のアニメが放送されてから。主人公は高校入学と同時に楽器演奏の経験もないまま軽音部に入部してしまった平沢唯(ひらさわゆい・ギター)。部にはムードメーカーの田井中律(たいなかりつ・ドラム)、一見クールだが実は恥ずかしがり屋の秋山澪(あきやまみお・ベース)、お嬢様育ちでおっとりした琴吹紬(ことぶきつむぎ・ピアノ)がいた。ストーリーの基盤は、この4人と8話から登場した1学年下の後輩・中野梓(なかのあずさ・ギター)の部活動を描いた学園モノだ。

映画「けいおん!」  テレビシリーズ終了から1年3カ月で、待望の劇場版が完成。放課後ティータイムの5人が卒業旅行でロンドンへ行くという設定。松竹系全国137館で12月3日(土)より公開中(c)かきふらい・芳文社/桜高軽音部

映画「けいおん!」  テレビシリーズ終了から1年3カ月で、待望の劇場版が完成。放課後ティータイムの5人が卒業旅行でロンドンへ行くという設定。松竹系全国137館で12月3日(土)より公開中(c)かきふらい・芳文社/桜高軽音部

 アニメ制作は『らき☆すた』『涼宮ハルヒ』シリーズを手がけた人気スタジオ、京都アニメーションが担当。監督を筆頭に、シリーズ構成、キャラクターデザインなど主要スタッフを女性で固め、女子高生ものながら、巨乳を強調したり、極度な萌え的要素を徹底排除。これが深夜帯の放送ながら性別・世代を超えたファンを作る素地となった。また「音楽に青春を賭ける」という熱血とも無縁。放課後の部室で、お茶を飲みおしゃべりするリアルな女子高生の日常がかえって新鮮だった。

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