日本経済新聞

5月16日(水曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

裏読みWAVE

ためると損? ポイントカードの盲点
編集委員 小林明

(1/3ページ)
2011/12/9 7:00
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加

 「ポイントを使いますか? それともためますか?」

 会計の際、店のレジなどでよく店員から投げ掛けられるこの言葉。あなたは一体、どう答えているだろうか。

 もし「ためます」と答えているとしたら、実はあなたは気が付かないうちにかなりの損をしていることになるそうだ。

■錯覚にすぎない「ポイントためて得した気分」

 「ポイントを使い切ってください」――。これが会計する際の「正しい答え」だという。

 ポイントとは、次回の買い物する際にその店で割引してもらえるサービスのこと。カードにたくさんのポイントがたまっているのを眺めると、何だかすごく得したような気分になる。ところが、いくらポイントをカードにため込んでも利子が付くわけではない。実際に買い物で使わない限り、客はメリットをまったく享受できていない。

 むしろ、次の買い物で使用するまで、客にとっては様々なリスクを負うことになる。

画像の拡大

 例えば(1)買い物の機会を逸して、期限切れになってしまう(2)カードを紛失してしまう(3)店が閉店したり、倒産したりして、ポイントが使えなくなってしまう――などの場合がそれにあたる。ポイントを使うために、不必要なものを買ってしまったり、特定の店でしか買い物できなかったりするのも客には不利な点だ。

 要するに、カードのポイントは「残高を常に最小限に抑えておく」のが賢い使い方というわけ。

 「ポイントをためるという行為は、現金を払って、その店でしか使えないポイントを購入するという行為にほかならない」。「おりこうさん おばかさんのお金の使い方」などの著作がある板倉雄一郎さんはこう指摘している。

 ポイントをためて得した気分になっているのは、実は錯覚にすぎないのだ。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加
関連キーワード

ポイント、ポイントカード、マイレージ、クレジットカード

【PR】

【PR】

裏読みWAVE 一覧

GW渋滞対策、どう運転すれば混雑解消?

 ゴールデンウイーク(GW)が始まる。
 今年の高速道路の渋滞予測はどうなっているのだろうか? 気になる読者も多いだろう。
 そこで今回は最新情報を紹介するとともに、「渋滞学」の権威、東京大学先端科学技術…続き (4/27)

クール・ジャパン なぜ韓流に出遅れたのか?

 アジア市場におけるクール・ジャパンVS韓流(クール・コリア)は3勝2敗――。
 博報堂が興味深い調査をまとめている。台北、香港、マニラ、バンコク、上海、ジャカルタ、シンガポール、ホーチミン、クアラルン…続き (4/13)

味覚の不思議 プリン+しょうゆ=ウニ…は本当?

 プリンにしょうゆをかけて食べるとウニの味がする……。
 食材の意外な組み合わせが不思議な味を生み出す、という話を耳にしたことがないだろうか?
 何となく味の想像がつくような気がするものの、やはり実際に食…続き (3/30)

【PR】

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について